大人への階段

最終話までアップしました。
実はおとついの時点でほぼ終盤まで書き終えていたんで、スピード更新となりました。

さて、ずっと脇役として色を添えてきた宗ちゃんが主役の蜜色人形。いかがだったでしょうか。
連載当初の日記でも言いましたが、これがサイト初の3人称小説であり、満を持して王子の登場…ってことで、かなり楽しんで書けました。
やはり色んな人の心情を書けるっていうのはいいですね。1人称だとこうはいかないので。
でも書き方が変わるどころか、やはりいつもの真咲の小説になってましたね。途中、宗ちゃんが愛しすぎてかなり暴走もしましたし(笑)
皆様にも、少しでも楽しんでいただけたなら幸いです。

相手役の、響ちゃん(こっちもちゃん付けかい…)に関してですが、宗に悪さを教えたイケナイお兄さんの存在は、かなり昔から考えていました。いかにしてその性格の悪さが形成されていったのか、絶対に原因があるはず。王子は一日にしてならずってね(笑)
そして書きながら思ったこと……王子にはナイトが必要だった!
宗にはやはり、すべてを受け入れ包んでくれる大人がお似合いですね。書き始めた当初はこうも2人がいい雰囲気になるとは、実は予想していなかったのですよ……これも王子マジックね。

あとは宗がレッスン室の窓をいつも僅かに開けていた謎も、ついに解明されました。
「え、そんな伏線どこにあったの?」とか言われそうですが(汗)よく日なたを読み込むと出てきますよ。

そんなわけで、宗ちゃんの可愛らしい少年時代を書けて、真咲はとても満足です。最後にちょこっと、未来への希望も付け足してみましたが……その後の話は、宗自身にこれから作っていってもらいたいと思います。

2005年02月21日(月)
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