幸福論。

日なたの色に誘われて第二部・24話、そして最終話をアップしました。
最後まで精一杯、思いのたけをぶつけました。
陸と桂、それぞれの想いを見てあげてください。そして、あなたの心に少しでもふたりの想いのカケラが届きますよう、祈るばかりです。

去年の8月から、半年もの間、この連載一本でやってきました。
日なた一部を書いた時や、その他どの連載を抱えていた時よりも、言い方は悪いかも知れませんが負担は大きかったと想います。
いえ、それは決して悪い意味で言っているのではなく、それだけ私の中で妥協することのできない、大切な作品だったというわけです。

よく、他のサイト様で同時に多数の連載を抱えているトコロがありますよね。私はそれは絶対にできないんです。
水の音楽の連載期間が10ヶ月と長期に渡った理由が、まさにそれです。
他の話に手を付けたら最後、もう片方は放ったらかし。

ですから連載中は、頭の中にずっとずーっと陸が住み着いていて、むしろ今は私?それとも陸?!…なんて状態が多々ありました。
陸が悩めば私も苦しいし、陸が嬉しければ私も幸せだ。
文字を書いている間は、私も陸と同じに、桂に恋をしていた。
そんな日々はちょっと切なくて、とても充実していました。
だから連載を終えた今は、少しどころかとっても寂しい想いです。

…でも、これで「あ〜よかった!」だなんて安心なんかしていませんよ!!
私にはまだ、生きている間に書き残さねばならないことが山程あるんですから。
第三部では、今まで触れられなかった様々なことを折り込んで、最大のテーマに取り組むつもりでいます。
それまでに他の作品にも手を広げ、鍛練を重ねてまいります。それが陸たちをもっと素敵に書いてあげられることにも繋がるでしょうから。


日なたのあとがきでも触れましたが、新連載は今までとはちょっと違うものにしたいと想います。
まだ一文字も書いてないし、頭の中にもやもやと構想が浮かんでいるだけの状態で、宣言してしまうのも何なんですが。
やはり、自分を奮い立たせる意味でも、公約は必要だと(笑)

日なたキャラ達のことは、もう家族のように皆様に愛されて、私自身も大好きです。ずっと大切にしたい存在ですし、これからも書いてゆくつもりでいますが、今の世界だけでは書ききれないテーマというものも存在します。
それに、ずっと陸達だけに頼っていては、私自身もいけないのでは…と近頃感じ始めていたのです。
ですから、自分の可能性を試す上でも、まったく新しい話に着手したいんです。

しかし新連載も同じ青城学園シリーズに入れるわけですから、時代設定や環境が変わるわけでもなく、まったく突飛な話になるというわけではありません。
真咲には真咲にしか書けない話と言うものがあるでしょうから、その中で幅を広げていけたら……と想っています。
どうか、次のお話も読んでみてくださいね。


ええっと。実は無事に完結したと思った日なたなんですが、実は最後の最後で真咲はバカをやらかしてしまいましたわ…。
譲のセリフの中で、一ケ所、一人称が「俺」から「僕」に変わっていました。
BBSにカキコがあって、「うそぉ?!」と目を見開き、確認してみたら本当にそうでした………。
多分、その方以外ももうすでに、多くの方が日なた最終話に目を通しているかと思われますので、ちゃんと日記で謝っておこうと…。

すいません。単なる間違いでございました。今はもう直ってます。
うぅっ…。アップ前に散々見直ししてもこうなんだからなぁ…;
寝ぼけていたんでしょうかね。まったく、お恥ずかしい限りです。

それと、最終話に関してはもうひとつ。
広次が譲と桂につけたあだ名に関してです。
これ、実は真咲が考えたものじゃなく、私の小説を通じて知り合ったある方が命名してくださったものなんですよ。
私が「それ、かわいいねぇ。いつか話の中で使っていい?」と頼んで、快く了承してくださったものを、今回やっと出せました。

今、ここを見てるかな?
やっと使わせてもらったよー。ありがとうね。


幸せのカタチは色々あれど、これという正解があるわけじゃない。
陸と桂のふたりも、今という時間をただ精一杯に生きている。

ふとした瞬間、それが崩れてなくなってしまうかもしれない…そんな漠然とした不安を抱えながらも、一緒に歩いてゆくことを誓ったふたり。
たとえこの先に、どんな障害が待ち受けていようとも。ふたりが離れてしまうことになっても。
一緒に歩いてゆくとは、お互いを信じてゆくこと。…決して立ち止まらないこと。

この地球で、同じ刻を歩んでいけるなら。
大切な人が自分を想って、泣いてくれるのなら。
当たり前のように過ぎてゆく毎日が、奇跡のような幸福だと、知っているふたりだから。…きっと、大丈夫。

2003年02月19日(水)
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