陸の誕生日

短編「陸の誕生日」をアップしました。
実はこれを書いた後、約2日間、ずっとずっとブルーでした。
今は回復しましたが、どうにもこうにも気が滅入って、ちょっと風邪気味だったのもあるんですが、ちょっとどないしよ、冬椿が書けないよ、とか本気で思ってました。
うーーーん、どうもそれくらい私が桂の想いに同調しやすいみたいです。
前々から、お兄ちゃんを書くと自分ずーんと落ち込むなぁ、とは思ってたんですけどね。やはし、そうみたい。

桂は、陸や北嶋くんや周りの人達からは分りにくい性格してんなぁ、と思われてるでしょうが、私にとってはめちゃくちゃ分かりやすいです。
それはきっと信念が1本通ってるから、だろうね。
それをわざと見せないようにして(一部バレバレですが;)虚勢張っちゃうのが、桂なんです。
強くなろうとしてるのに、それもどこか危なげで、皆様から「守ってあげたい〜」と言われてしまう(笑)お兄ちゃんは、やっぱり、お姫様。
それも戦うお姫様だな。

短編では、桂が父親と暮らすことにした決意を、ちょこっとだけ書きました。
最初は「陸の誕生日」ということで、楽しいまま終わらせようかとも思いましたが、やはりここはしっかり書いておきたかったので。
もう2度と巡り合えることのない家族を書くのは、正直、辛かったです。
切なくて、やりきれませんでした。
でも、桂と陸が大切にしている思い出を、皆さんにも少しでも伝われば……このお話を書いてよかったなと思えます。

そして、今度はふたりが幸せになった後、どんなふうにお互いの誕生日を過ごすのか……それもいつか、書いてみたいですね。


さてさて…お兄ちゃんも気になるところですが、冬椿もいよいよ大詰め。
そろそろラストスパートかけて執筆いたしますよ。
全体では10話になる予定です。今のところの見通しですが。
あとちょっと、譲の恋模様におつき合い下さいね。

2002年04月28日(日)
初日 最新 目次 HOME