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■ 暖簾〜日本の美再発見
教育TVで"美の壺"と言う番組を見ました、テーマは暖簾でした。
京の老舗では季節に合わせて暖簾を変える店があるとか。 7月祇園祭りのお囃子(はやし)が鳴り始めると朝顔、大みそかから小正月には日の出の柄、その後、雪降り暖簾に掛け替えるとのこと、なんと趣のあることか。 陽を遮りほどよい風を取り込むという優れた機能と芸術性を兼ね備えた美しい暖簾の数々に魅入りました。
かつては暖簾の色で商が分かったと言う話もありました。 薬屋、菓子屋など砂糖を扱う店は白、呉服や食品を扱う店は紺、これは染料の藍(あい)に防虫効果があるからです。 料亭や茶屋では格式を感じさせるちょっと渋い茶色が好まれたそうです。
染料は、青いうちに収穫した渋柿を絞り、発酵させたもの。。。と言った具合に話はどんどん広がります。
使い込むほどに深みが出て美しい藍や柿渋で染めた暖簾が欲しくなりました。きっと目が点になるくらい高価なんだろうね。
今日のフォトはハーブのソープワートと四季咲き薔薇ハイネス雅、ピンクの花2点です。
ソープワートの淡さとハイネス雅の甘さ、どちらのピンクも素敵です。
2008年07月04日(金)
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