ここではないどこか - 2003年12月08日(月) 東京国立近代美術館の『旅「ここではないどこか」を生きるための10のレッスン』と言う展示を見てきました。先に言った友達にとてもお勧めされたので。(link) 今月21日まで。 面白かったです。特に良かったのは入場料が学生450円とお手ごろだったこと。なんか、情けないポイントですが(笑)安く展示を作るやり方として、ちょっと面白かった。私は展覧会にかかる費用とかはさっぱりわからないのですが。ポスター、チラシ(こちらは裏面カラーですが)を一色に抑えて、でも、安っぽくないようにコンセプトにあわせて旅券のように作っているところとか。 図録も900円と安い。サイズをチケットと同じパスポートサイズにして、紙代なんかを安く抑えて図録としての機能よりも読み物としての側面を強調してるように思いました。まだきちんと読んでいないのだけど。 展示の内容については、瀧口修造のリバティパスポートと雄川愛のインスタレーションと小野博の写真が良かったです。ジョセフ・コーネルのボックスアートは微妙。一点だし、展示の仕方もあれでいいのか……。 雄川さんのインスタレーションは、ただ、階段があるだけなんですけどタイミングよく並ばずに、一人で見ることが出来たのでとても良かったです。宗教的で、光の階段を出た時の闇の濃さが気持ちよくて。ただ、私は二回目に見に行った時、入場制限で暫く待ちがありました。待ってまで見るとちょっとテンションが合わないかも知れない。 ビル・ヴィオラも期待していったのですが、聖ヨハネの言葉が日本人にはわからないのでちょっと……(笑)。外国の言葉を使った映像やインスタレーションは言葉に意味がある場合難しいなと思います。どこまで日本語で説明するか。 ほんとはもう少し言いたいこと色々あるんですが、時間がないです。機会があれば後日付け足します。 -
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埃の積もった本棚 |