日記ときどき週記...青木文

 

 

明日

何を描けばいいのかわからなかった。 - 2003年05月13日(火)

 たまたま、帰りに同じバスに乗った同科の子と話してまして、その子が2年になったあたりから、何を描けばいいのかわからなくなった、と言いました。

 その気持ちが、すごく良くわかった。
 私も、2年から3年になるあたりまで何を描けばいいのかさっぱりわかりませんでした。
 それは辛かったし、怖かった。怖かったから、絵が好きであると言うことに縋っていた。
 周りでいい絵を苦しみつつも楽しそうに描いてる子達がうらやましくて、怖かった。

 でも、それは私だけじゃなかったんだよな、と。その時は怖すぎて口に出せなかったけれど、私の他にも絵を描くのが怖かった人がいたのかも知れないと、初めて実感しました。

 描きたいものがわからない、無い。それを、あの学校で口に出すのは怖い。でも、そう言う人もいたのだろう、いるんだろう。

 私は絵描きにはならないと決めてやっと、それを冗談じゃなく口にすることができるようになった。


 エリザベス・エンライトの『光の国のタッシンダ』読了。絵が、異様で綺麗でした。あと音。


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 けっこう、嘘も多いです。と言うかその場の思いつき、嘘ばっかです。


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