+心ノ戯言+
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ヒマラヤ杉に降る雪。。。という映画を見た。 日本人初(?)のハリウッド映画主演(?)の工藤夕貴が出ていたこともあって、ずっと前から見たかった映画で、やっと借りて見た。 彼女の英語は素晴らしかった。
内容は。。。 舞台は真珠湾攻撃前後のアメリカ。 幼馴染のイシュマエルとハツエは愛し合っていた。 けど、日本人への差別や、アメリカと日本の深い溝。。。時代が時代で、その愛が永遠に続くものではなかった。 ハツエはイシュマエルへの想いを経ち切って結婚した。 イシュマエルは想いを経ち切れないままだった。 彼は父の後を継いで新聞記者になったが、父に比べて半人前な自分がイヤだった。イシュマエルの父は、何事にも平等(?)な新聞記者で、その時代には珍しい人でアメリカ人から見れば、「日本びいき」な人だった。 ハツエの夫カズオが、殺人事件の容疑者になり、殆どの人がカズオを犯人だと決めつけていた。 証拠も上がらない、日本人差別。。。判決はカズオを有罪という方向に。。。しかし、イシュマエルが見つけた情報で、カズオは無罪になる。 裁判中、どうしても押さえ切れないイシュマエルは、「君に触れたい」とハツエに言った。でもハツエは、「貴方には二度と触れられない」と断った。 きっと判っていたんだと思う。イシュマエルの気持ちが。 でも最後に、ハツエから駆け寄って、「抱かせて欲しい」と言った。 そして、「優しい心をありがとう」と言って去って行く。 簡単に説明すると、そんな話。
イシュマエルは、その証拠を出すのを躊躇った。 ハツエに対して、経ち切れない想いを抱えていたから。 その証拠のことについて、カズオの弁護士にこう訊ねられる。 「それは何時見つけたんだ?」と。 イシュマエルは、「一昨日」と答える。 弁護士は、イシュマエルに向かってこう言った。 「(略)難しいことだ。自分を執念から解き放つことは。それが偏見でも憎しみでも、また愛でも」 イシュマエルは、「もう吹っ切れました」と答えたんだけど。。。彼が、どうやって吹っ切れたのかは私には判らなかった。 でも、私的に見て。。。ハツエの今の状況(裁判所でのハツエ、夫と子供がいること等)を見つめて、吹っ切れたのかな。。と。 その弁護士は、こんなことも言っていた。 「偶然がこの世を支配する。支配されないのは、人間の心だけだろう」 この弁護士。。。法廷でも中々良いことを言ってた(笑)
「執念」というものから、自分を解き放つこと。。。それは、難しいんじゃないかと思う。 人が生きている限り、少なからずともそういう気持ちが沸いてきてしまうと思うから。 私の、今のこの気持ちも。。。執念なのかなぁ。。。って思った。 ただ執着してるだけなのかなって。 好きとかでなくて、ただ手に入れたいのかなって。 そう思ったら、なんか汚い気持ちのような気がしてきた。 子供のように、純粋な気持ちで好きだと思いたい。 打算とか我侭とか、自分本位の気持ちだけでなく。 ただ、純粋に。 好きだから好きと言える、そんな綺麗な気持ちでいたい。 好きだから見返りが欲しくなるのも判る。 私が思う見返り。。。メールが欲しい、会いたい、声が聴きたい、どこかへ行きたい、一緒に居たい。。。考えたらキリが無い。それが普通だと思うし、当たり前のことだと思う。相手が自分のことを好きだったら、そんなことも苦痛ではなく普通だと思う。 でも、私の見返りは、唯一つ。
私を好きでいて欲しい。
それだけ。 好きでいてくれるなら、それだけで充分だし、それだけで幸せ。 勿論、人間誰しも次が叶ったら次を叶えたくなる。 好きになって貰えたら、その次を望む。当たり前のこと。当然のこと。 でも私は、本当にそう思う。 相手が自分のことを、好きでいてくれることが全てだと。 それが、一番の見返りで他は他愛の無いことなんだと。 てことは。。。結局、見返りが欲しいのか(爆)
( ̄□ ̄;)!!映画の話から、曲がってしまった(いつものこと・笑) もう1本映画見なきゃ。。。見、見れるかな。。。(焦)
AM2:25記。
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