+心ノ戯言+
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2001年11月10日(土) 過去を大切に「今」を生きる。

過去にしがみつくことは、いけないことなのだろうか?
常に前を向いて、後ろを振り返らず歩くことが、
果たして「良い」と言えるだろうか?

私は、過去に出来ないものがある。
それは、永遠のものかもしれない。
もしかしたら、一生背負うものかもしれない。
でも、それはそれで良いのではないかと思う。
馬鹿げてる?
嘲う?
誰になんと言われようと、馬鹿にされようと、
私はそういう生き方しか、今はできない。
過去にしがみついて、思い出に浸って。。。
私以外の人から見たら、それは物凄く滑稽かもしれないけれど、
そんな生き方に後悔はしない。
過去も、これからも、この先も。後悔しないと言い切れる。

「冷静と情熱のあいだ」この本は、
女性から見た想いと、男性から見た想いの2冊を読んで、
始めて1冊の本になるという、不思議な本。
男性から見た想いの中に、こんなことが書かれていた。
「過去しかない人生もある。忘れられない時間だけを大切に持って生きることが情けないことだとは思わない。もう戻ることのできない過去を追いかける人生をくだらないとは思わない。みんな未来ばかりを語りたがるが、ぼくは過去をおろそかにすることはできない。あの日に帰りたい、とリフレインする日本のポップスを時々くちずさんでしまう自分を切り捨てられないでいる。」

私もこの人のようだと思った。
過去を大切に今を生きている。
どうにも出来ない過去の想いを抱えて、苦悩している。
でも、「今だから見えること」もある。
あの時の私は、浮かれていて目の前にあるものだけが全てだと思い込んでいた。
相手が私に伝える「言葉」だけが全てだと思い込んでいた。
相手の心の奥にある気持ち。複雑な想い。本音。
全てが見えてなかった。見ようとしなかった。
馬鹿みたいに相手が紡ぎ出す言葉だけを信じてた。

そして過去を大切に今を生きてる私は、
失って、想って、考えて、今だから新たに思う気持ちも生まれた。発見もした。
相手にとって、私がどれだけ最低だったのか。
相手にとって、私がどれだけ強欲だったのか。
今なら、よく判る。
もしも過去の私に戻れるなら、自分をぶん殴ってやりたい。
でも、過去は絶対に戻れないものだから、
私はそんな過去を大切にしながら「今」も大切にしたいと思っている。

もう、最低な強欲だけのヤツにはなりたくない。
相手のこと。自分のこと。
もっと見つめて、もっと知って、もっと判って。。。
それは、言葉で表現することだけじゃなくて。
それだけが全てではなくて。
無意識に、そうさせるような。
そんな、言葉では言えない何か。
例えば、相手の心が安らげるような、「拠り所」のような存在になりたい。
好きだとか嫌いだとか、そんなことはどうでも良い。
今の私には、好きだとか嫌いだとか、
そんなものが、とても陳腐なものに思える。
勿論、それがあったらもっと嬉しいとは思うけどね。
でも、それだけが全てじゃないと思うから。
なんとなく、思い出して貰えるような。
なんとなく、寄り掛かりたくなるような。
「なんとなく」で良い。
そんな、存在になれればな。。。と思う。

アナタと出会って、私は沢山考えた。
私の「今」は、正直幸せとは程遠いけど。
でもね、こんなに考えることが出来ること、とても嬉しく思うんだよ。
この想いに例え未来が無くても、
私はアナタにこの言葉を笑顔で言える時が、絶対来ると思う。
「ありがとう」
何時か笑顔でそう言いたいな^^

わけわからない長い文章だな。。。(苦笑)


                           AM4:50記。



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