書くだけよ
相模麻琴

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■ 深読みするべからず

あれから数年が経ちました 早いもので もう記憶のほうも どれが正しいのか分からないくらい そして彼方の顔もどれが正しいのか分からないくらい あるだけのお金を握り締めて 旅に出ました 旅に出てみました 一つの別れと 沢山の出会いがありました 太陽が沈み 月が高く上り 星座が変わりつつ 移り行く季節 移り行く心 早いもので数年 もうどれが正しい心なのか 分からないくらい そして貴女の顔もどれが正しいのか分からないくらいになりました もう二度と見ることのない顔 あの時もう一度だけ会っておくべきだったのかもしれないけれど もうそれは昔の話 彼方の顔も思い出せないくらいに 時は残酷に過ぎてゆくものなのです

2004年08月19日(木)
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