というわけで、ついに親不知を抜く日です。
本当は昨日のうちに実家に帰ってくる予定だったのですが(実家の近くの歯医者なので)
余りの眠さと病棟見たさにより、今日直接歯医者へ向かう事にしました。
…結果。
昨日の病棟の余りの激プリ具合に壊れ過ぎて（昨日の日記参照)
夜通し色々ビデオ鑑賞してしまいました(合掌)

でもまぁ、親不知抜くんだから少しぐらい眠い方が気が紛れてよいカモ。
という淡い期待の元に歯医者へGO！！

歯医者で待つこと３０分、ついに名前を呼ばれました。
緊張しつつ、とりあえずいつものように手をつねる準備を…
はっっ！！しまった！！！不覚！！！
今日は袖の短い服を着て来てしまいました。
いつもは何となくパーカーなどを着ていたので袖で何となく隠しつつ
痛み分散が出来ていたのですが(だからそれは意味ないから)
今日はそれも出来ない…
恐いよぅ！！
そして歯医者の前日はいつも病棟なので
その度に鎌田を思い出します。
ちょっとにやけているであろう自分が恐い（恐がってるのは歯医者サンのほうだろう)

そうこうしているうちに先生登場。
以前から前に詰めたところがちょっと物を噛む時に痛いんですよね。
それを伝えたところ、いきなり機材で歯を叩き始めました。
ガンガン歯を叩きながら「ここは痛いですか？」「こっちはどうですか？」
叩き過ぎで響いてどこがどう痛いのかわからん！！
思わず鎌田調に「たいしたことねぇよ」と言ってしまいそうになりましたが
ホントに痛いのでやめました(正解)

さて。
今日はネタの為に麻酔をしっかり見てやろう！！！と思い立ってみましたが。
殺気を感じたのかどうかはわかりませんが
顔にタオルをかけられてしまいました。
ガックリ。

いつものごとく表面麻酔です。
親不知なので当然ですがかなり深くまで麻酔針が入ってる感じです。
書いててもう嫌なので飛ばします。

さてしばらく麻酔のあとほっとかれていたと思ったら以前書いた憎きオバチャンが！！
げっ！！この人がやるのか？？？
かなり不安にかられましたがどうやら抜歯する前に歯を磨くらしい、とわかり。
ホット胸をなでおろしました。
でも「歯の掃除しますね〜」はなんとかならんか。
何故歯医者では皆子供扱いなのか。
誰に対してもそうなのか？
それとも手とかつねってんのが見破られたのか？？
わかりませんが。

そして歯を掃除(笑）されている間に嫌な予感が…口があまり開かないkamo。
昔あたしは顎関節症になった時期がありまして。
受験のころだったのもあり、ストレスじゃないかって話で。
ほうっておいたら一応治ったのですが
ごくたまに再発する事があるんですよね。
しかし何も今日再発せんでも…
そんなこと知ったこっちゃないオバチャンは
「ハイ、もっとお口開けて〜」
悪気がないのはわかりますが、口開いてないのも事実ですが。
説明できんのだよ、口開いてるから！！！(逆ギレ)
ホントそれも常々思うのですよね。
こっちは口に色々機械とか入れられて喋れないのに
何故質問する…
唾液が喉に溜まってるんで、声すら出ないし。
首とか振ったら危なさそうだし。

まぁ、なんとか磨き終わりましたが。
磨き終わったと言う事はついに抜歯のときが来てしまったと言う事です。
嫌だよぅ！！！帰りたいよぅ！！！
子供扱いされるわけがわかりました。
いや、声には出してないですけどね。

でもやはりネタとして機材を色々見ていたのですが
再びタオルをかけられました。
やっぱ見てちゃいかんのか？
それとも単に目に入るからか？

先生「麻酔効いているかどうか確かめますからね〜。痛かったら左手上げてください」
確かめるって？？？何？？？
何すんのさ？？？
めっちゃ抜く体制じゃないのそれ？？
幸い麻酔は効いていましたが。
効いていなかったらどうなるんでしょうか…
メキッてちょっと音がしました。
もっとやさしく確かめてほしいと思う。
そして左手上げてくださいって。
限定するところが冷静で嫌(笑）

そしてなんの前触れもなく力が加えられました。
頼むから何か言ってくれよ。
こっちにも準備が…
などと思っていたら、抜き終わっていたらしいです。
あっけなかった…
依然抜いたときは本当に凄い時間がかかり、
顎も割れるんじゃないかってぐらいの力をかけられた思い出があるんですが。
今回は上の歯だったからなんでしょう。
なんにせよ、よかったよかった。

ほっと一息ついていると先生が頭の上で「よく洗って、例のヤツに入れてあげて」
そう、他のところがどうかしらないのですが
ここでは抜いた親不知をくれるんですよ。
ちょっと嬉しい(そうか？)
で、いつもは透明な円筒の入れ物に入れてくれるので
今回も「例のヤツ＝円筒」だと思ってたんですが。
再びオバチャン登場。
手にはなんか変なものを持ってます。
「ハイ、これに抜いた歯を入れておきましたからｩ
今はこんな入れ物があるのね〜。ホラッ！可愛いでしょ？
紐もついてるのよォ〜。今日はこれぶら下げて帰ったらｩ」
その入れ物とは。
歯の形をした入れ物でした。
ギャグか？
笑い取ろうと言うのか？
『歯の中から歯が〜ｩ』みたいな。
言ってて恥ずかしい。
で、ぶら下げて帰れって…オイ。
正気か？
本気で言ってるのか、貴様。
確かにそのケース(と言っていいのだろうか)にはネックレスぐらいの長さの緑のチャチいビニール紐
（金魚すくいの持ち返り用ビニールについてる紐と同じ）がついてはいるのだが。
どうしろというのか。
返答に困って絶句していたらオバチャンは残念そうに
「ビニールにいれてもいいけど…」
是非そうして下さい。
そして薬と共にその歯型ケースを袋に入れてもらい持って帰ってきました。
とりあえず何かつらいことがあった時はこのケースを見て笑おうと思います。

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