インコの巣の観察日記
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2006年04月12日(水) 行け我が思いよ、黄金の翼に乗って

Verdiのオペラ、Nabucoの合唱曲ではないけれど、

私のこの思い...どうか、イベリアの大地へと飛んで行け。

愛しい人たちが待つ、彼の地へ飛んで行け。彼らに授ける勝利を携え...飛んで行け!!








今朝は、EspanyolのHimnoを聞きながら出勤。

お昼休みも帰宅時も、ずっとこの曲を聞いていた。


Jo t'estimo, Espanyol.

Espanyol.!!



あぁ、そうだ。今こそ、この言葉を口にしなくてどうする!?

私はEspanyolが好きだ、このチームに忠誠を誓うと...。




ちなみに、公式サイトのこちらから、Himnoはダウンロード出来ます。

通常バージョン

ロックバージョン






キックオフは21:30...日本で言えば早朝4時半。

勝っても負けても、明日は仕事する気になんて到底なれないだろうから...

今年度最初の有給申請した(笑) そんなことで休み使うな!!って言われそうだが、

今夜は、この試合は...私にとって何よりも大切だから。




たとえSantiago Bernabeuへ行けなくても、PochettinoやJarqueたちと、

心だけは一緒に戦いたいと思っているから。



だから、今夜はcatalunya radioかRAC1か、どちらかで試合を聞くことにしてる。

何が何だかサッパリ...なカタラン実況だけれど...私もEstadioの空気に触れたいから。




catalunya radioのサイトはこちら


RAC1のサイトはこちら





閑話休題

どうでも良い話ですが...このRAC1のEspanyol担当レポーター、

Eduard de Batlleさんですけれど...実はとってもGuapoなお兄ちゃんなのです(笑)


Montjuicでの試合を見に行くと...ついつい、マイク片手にピッチ脇に居る

Eduを目で追ってしまいます。イヤ冗談じゃなくて...(笑)

彼は、(いつも言ってることですが...)スペイン人にしては珍しく、

とても整った顔立ちをしていて.. Sant AdriaのCiudad Deportivaで、

初めて彼の顔をちゃんと見たとき、その第一印象は「アナタ、スペイン人じゃないでしょ?? 

絶対、血が違う!!」でした。ツボにハマッたと言うか、結構好みです(爆)







今夜のZaragoza戦...各紙の予想を見ると、どうやらCinco defensas..5枚のDFラインとのこと。

右はZabaleta (or Sergio Sanchez)、左がDavid Garcia (or Domi)、真ん中がJarque、

PochettinoそしてLopo。ホントにこの通りだったら...最高の舞台で私にとって最高のメンバーで戦うことになる。



あぁ、Lotina監督!!どうか、願わくば、Pablito Zabaletaを起用して欲しい!!

なぜなら、この試合は...Jose Pekermanが見に来るからだ!!


彼のAlemaniaへの扉は...もう閉じられているのかもしれないが、

だが、何が起こるか分からないのがFutbolの世界。

たとえAlternativaでも構わない。Seleccionの右サイド...

そこを任せられる選手の中に、Pablo Zabaletaの名前が加えられるよう、

彼のプレーを、最高の舞台でのプレーを、Pekermanに見させてやって欲しい。





あぁ、Lotina監督!!どうか、願わくば、Mauricio Pochettinoを起用して欲しい!!

なぜなら、彼は誰よりもSantiago Bernabeuのピッチに立つのが相応しい人だから。

あの日...Coupeを掲げられずに、力なく笑った彼を見ているから、

だから、もう一度チャンスを彼にあげたいから。

あの日...子供のように無邪気に笑いながらCopaを掲げる彼を見ているから、

だから、もう一度あの歓喜を彼に味わって欲しいから。





この決勝への道程の途中で、私は彼らと出会ってる。

そう...Montjuicで行われた、準決勝第1戦、Deportivo戦を見ているから。



◇ Montjuicで貰った素敵な贈り物 ◇

あの日...私の座席の前には、高校生くらいの男の子と、そのお母さんの2人連れが座っていた。

何となく...試合途中から一緒に応援していて...帰るときに「色々ありがとう。とっても楽しかったです。」と、

そう挨拶すると...「コレ...」と、いきなり息子さんの方が自分がしていたBufandaを差し出してきた。

思わず“Para mi?”と聞き返すと、2人はニコニコ笑いながら

「えぇ貴女に。」「一生懸命Espanyolを応援してくれたお礼です。」とそう言ってくれた。



その時の私の気持ちは...皆さん、想像に難くないかと。

えぇ、えぇ、どれほど嬉しかったことか!!

異邦人である私を、こうやって受け入れてくれるPericoたち。

EspanyolのEscudoに忠誠を近い、このクラブに愛情を注ぐことに、

人種も国も関係ない、Futbolを愛する気持ちに隔たりはない。そのことを、私に教えてくれた。




きっと、あの2人も、精一杯の声援を今夜も送ってることだろう。

もしかしたら...Madridへ行っているかもしれない。


私も負けないよう、あの時もらったBufandaと一緒に...ここからありったけの声援と愛情をPericoたちに贈ろう。




大丈夫。Espanyolは勝つよ。絶対に勝つよ。

理由!?それはね、私が彼らについているから(笑)

今夜、私は彼らにとってのニケになるのだから。

私が信じているから、だから...TamudoがCopaを掲げるに違いない。





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