インコの巣の観察日記
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2006年03月29日(水) ルイス・ガルシアとトルコとポチェッティーノ

月曜日、会社から戻ってくると私宛のエア・メールが届いていた。

先日、Newcastleへ行っていた友人が、彼の地から送ってくれたものが、

ちょうど1週間かかって、私の手元に届いたのだ。



彼女からのメッセージには「セントジェームズ・パークでジェラードのゴールを見られて嬉しい(笑)」とあった。

もっとも、大っぴらに喜ぶことは出来ずに、その瞬間両手で顔を覆って笑顔を隠したらしいけど...(笑)


さらに、この試合の感想としてこんなコメントもくれた。

「実際に見てわかったんですけど、ルイス・ガルシアのテクニックってすごい。

セント・ジェームズのまぐファンが沈黙しました(笑)」と。




あは、ようやく気付いてくれた!!(笑)

Luis Garciaは私のお気に入りだから、褒められるととても嬉しいな。

彼のプレーは、以前Vicente Calderonで1回だけ見たことある。

その時の印象は「巧い!!」とそして「華奢!!」だった(笑)



後日、Majadahondaの練習場で会った彼は、身長もそれほど高くなく、

日本人Futbolistaと大して変らないと思えるほどに、その骨格は他の選手に比べて華奢だった。

バルカン系のMirsad HibicやJovan Stankovicは言うに及ばず、同じラテン系の

Fabricio Colocciniや、Jose Mariと比しても相当華奢に思えた。

と言うか...ホントにフツーの人だった(笑)



でも、その笑顔はとても輝いていて...いつも¡Hola, guapa ! と呼びかけてくれる好青年だった。

単なる挨拶の言葉...とは、分かっていても、女の人はキレイだと言われると、嬉しいものなのだ(爆)


あの身体で...Premierでやっていけるのか心配だったけれど...そんなの無用だったね。

彼は激しい当たりに負けない、テクニックとそして...強い心を持ってるから。






友人の旅の目的...それはRedsの試合を見ると言うことの他にもう1つ...

ロックリフパークへ行く...そう、Middlesbroughの練習場へ行くことだった。


その時の様子を語ってくれたのだが...聞くだけで手が悴み、足の先が冷えてくるようだ(爆)

3月の終わりだと言うのに、スプレーシュガーのような細かい雪が降り続いてたそうだから...。



これを聞いた瞬間、「あぁ、絶対にPremierのチームのオッカケは出来ないわ!!」と思った(笑)

私が欧州へ渡れるのは、1月か2月...彼女が行った時よりも遥かに寒い時期なのだ。

「スペイン好きで良かった。」「好きなチームがReal MadridとEspanyolで良かった!!」

「RedondoとPochettinoがスペインを選んでくれて良かった!!」と、これほど強く思ったことはない(爆)



いや、そりゃぁRedondoやPochettinoのためだったら、吹雪の中でも待ち続ける覚悟はあるんだけど...

それでも、やっぱり...2月のParisは足が向かなかった(笑) Mauricioさん、あの時は約束破ってゴメンナサイ。






先月、Barcelonaへ行った時...帰りのBCN - FRAはLH便だったのだが、

これがターミナル付けではなく、駐機場で一旦バスに乗り換えだった。

その為に、外へ出たのだが...Frankfurt Main空港に降り立った瞬間、

「Mauricioさん、SchalkeとBremenの話を蹴ってくれて有り難う!!」と、

心からそう思った...もう本当に、切実にそう思った!!(爆)

寒いのなんのって!!...空気が斬るように冷たかった。






Luis FernandezがPSGの監督を辞任して、新監督であるHalilhodzicが

Pochettinoを戦力構想外だと表明した2003年の夏。彼の元にはいくつかのオファーが届いた。

最初に彼のもとに届けられたOfertaがBundesligaの2チーム、Schalke 04とBremenだった。



もし、あの時彼がこのOfertaを受けていたら...今頃、私のPCの横には独和辞書と文法書が置いてあり、

この夏のドイツ行きも、「勝手知ったる...何とやら」で、あまり不安に感じてなかったのかもしれない。

だが...どうにも、あの寒さだけはダメだ。Bundesligaを冬に見に行く気力だけはどうしても沸いてこない(笑)




そうだな...PochettinoがBundesligaでプレーしていたならば、きっとこうしていただろうな。

ウィンターブレイク期間中にスペインで張るキャンプ、これを狙って渡西していただろうな(爆)

1月にCadizだとか、Marbellaだとか、南アンダルシアへ向かっていたことだろう...。

あ、Bundesのチームの合宿と言えば...もしかしたら...トルコのアンタルヤとかだったかもしれないって??

その時はその時...トルコへ行っていただろう。Pochettinoのためなら、

そのくらいのムチャは...きっとやるはずだ >自分(笑)




どうでも良いことを思い出した...そう言えば、02-03シーズン開幕前のMercadoで

トルコのGalatasarayがPochettinoことを、欲しがってOferta出してたよなぁ...

Luis FernandezとPSGが即行撥ねつけてたけど。Lluisが彼を手放すわけないもん。

それに...彼にあのド派手なSARI-KIRMIZI(黄赤)ユニは似合わないしネ(笑)

話はMiddlesbroughに戻るけれど...彼女は絵葉書に「彼はかなり英国化したみたいです(笑)」と

そう書いていたけれど...それはサインと共に「Best wishes」と書いてくれたことを意味するのだな。

そうなのか...なるほどネ。彼もしっかりPremier仕様になったと言うわけか。

でも、それは喜ばしいことなんじゃないかな。だって在るべき姿になったんだから。違うかな...??


以前、「描いた未来と振り返る過去」とについて、Redondoの場合をBlogに書いたけれど...

結局のところ、Redondoは最後までRedondoだったってことに気付けたから、

だから、私はその未来と過去との差異は、大して問題じゃないんだと思うようになったよ。



だから...Barcelonaに帰ってこられたPochettinoは、すごく幸せな人だと思うよ。

確かにCLの舞台を1度も踏めぬままスパイクを脱ぐ日を迎えるであろうことを思うと、

「なんでEspanyolなん??」と思わないでもないけど...


でも、上手く言えないけれど...スペインじゃなくて、たとえ英国でも

彼は彼のままだから...変わらず、内なる闘志を秘めた闘うバスク人だから(笑)

だから、私は嬉しいと感じたんじゃないかな。

あぁ、この話をし出すと長くなるから...今度貴方に会うときに話すから... (笑)



そう言えば...私は英語を母語とする選手にサインやメッセージってもらったことないから、

Best wishesって言葉には出会ったことないなぁ。McManamanは友達がサインもらってるのを

隣で見てただけだもん。 私は欲しい人からしかサイン貰わないし、

それも気が向いた時に1度だけ、と決めてるからネ(笑)





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