インコの巣の観察日記
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| 2005年03月05日(土) |
バルセロナ・ダービー雑感 そしてOMの... |
- 中田浩二は試合に出るのか?? -
正式に、Olympique de Marseilleとの親善試合が決まりました。
3月25日の金曜日、19:00キックオフで、フランスのBeziersにて。
Beziersって...Marseilleからは結構離れてるんだけれど、何でここで??
だってどっちかと言うとMontpellierに近いんだもん。
試合の場所はさておき...Mauricioさんは久しぶりにDehuに会えるんですね。

Fioreseは今もってケガから回復していないのですが、多分間に合うはずだと...。
相変わらずフランス語は判らないんだけれど、とりあえずOM公式サイトの記事を
スペイン語に直して読んでみたのですが...MIRの結果はふくらはぎを傷めていて、
読み間違いじゃないければ、更に10日はかかる。この記事が3月2日付けだから、
何とか、25日には間に合うかなぁ...と思っているのですが。

未だに...傷は癒えてないですよ。だって、アレだけ罵倒されたんだもん。
フランスだけじゃなくて、日本のLigue1ファンの間でも最低の人間呼ばわりされたんだもん。
そう言えば、栄光の時代スレで、こんなのあったっけ。
アネルカ ロナウジーニョ ロベール オコチャ マンディ デウ アルテタ エインセ ポチェティーノ エルカルクリ レティジ 監督フェルナンデス
いくら払ってでも見たい・・・フィオレズは逝ってよし。
確かにそう言われても仕方ない行動を取ったFioreseが悪いのであって...
判ってるんだけれど、でもやっぱり辛いよ。
PSGとFioreseがらみでは、ちょっと個人的にもトラウマとなる出来事があったりして...
彼を信じて応援してきたPSGのファンにとっては、絶対に許せない相手だと言うのは判る。
だから、彼のこと攻撃するのも判る。
ただ、...PSGのファンは、たとえFioを許せなくても、彼を“過去の人”とすることが出来るし、
PSGの歴史から消し去ってしまいたければ消すことも出来る。だって、彼は「いなくなった人間」なのだから。
でも...Fabrice Fioreseと言う選手のファンはね...この先もずっと十字架を背負っていかなくてはいけないんだよね。
裏切り者の汚名を背負った彼を見捨てないと言うことは、自分も同じ道を歩んでいかなきゃいけないってことなんだよね。
辛い...ですよ。Fioreseを攻撃することは、私自身を攻撃することだと、そう判っていても、
それでも尚且つ言わざるを得なかった、相手の気持ちも判るんだけれど、今だに吹っ切れてない。
きっと、Pochettinoのファンをやってる限り、Gabi Heinzeのファンをやってる限り、
忘れられないだろうな。どうしても消せない記憶と言うか、私にはFioの存在は消せないから。
彼の話をすると、グチばかりになるので、この辺りで止めておきます(苦笑)
中田浩二...ようやく労働ビザが下りて、明日の試合からベンチ入り。と思っていたら!!
何と!!スタメン予想に名前があるじゃないですか!!(笑) Football 365 fr.見てビックリした。OM良いのか、そんなバクチ打って(笑)
- Derby 雑感 -

BarcelonaとのDerby、El Mundo Deportivoの評価は以下の通りでした。
FC Barcelona: Valdés (2); Oleguer (2), Puyol (3), Márquez (3), Van Bronckhorst (1);
Gerard (1); Deco (3), Xavi (2); Eto'o (3), Maxi López (2) y Ronaldinho (2)
Sustituciones: Iniesta (2) por Maxi López (46'); Belletti (2) por Gerard (46'); Sylvinho (2) por Van Bronckhorst (75')
Entrenador: Frank Rijkaard (2)
RCD Espanyol: Kameni (4); Ibarra (2), Lopo (3), Soldevilla (3), D. García (2); Jarque (2),
Ito (2), Fredson (3); Maxi Rodríguez (2), Dani (2) y Serrano (2)
Sustituciones: Domi (2) por Serrano (63'); Corominas (2) por Dani (78'); Morales (s.c.) por Maxi Rodríguez (88')
Entrenador: Miguel Ángel Lotina (3)
...Kameni凄いね、4貰ってる。でも、当然か。ホントに凄かったもの。
Catalunya Radioで聞いていた時も、実況は彼の名前を連呼していたもん。
特に、Iniestaのシュートを左手1本で弾き出した時は、信じられない!!って感じが
スゴク伝わってきて、映像がなくてもどれだけ凄いParadonだったのかが判った。
以下余談:
ParadonとはParadaに増大辞 -onがくっついたもの。
Paradaは名詞で元々の意味は止まることで(止まるという意味の動詞はParar)、GKのセーブのことも指します。
だから、Paradonは“超ファインセーブ”ってヤツです。
ちなみに、スペインじゃバス停のこともParadaと言います。
イタリアじゃFermataなんで、スペイン語が話せなかった頃コレを使っても意味通じなかった経験アリ(笑)
でも、上の評価見てるとEspanyolもそれほど酷い出来じゃなかったと言うことになりますね。
その証拠に、選手たちはみんな勝ち点1を持ち帰られたこと、非常に満足してるみたいで、
Barca戦翌日の練習ではゴキゲンな笑顔が見ることが出来たそうです。
BarcaのDecoは、Espanyolのやり方が、あまりに守備的かつ暴力的だって批判していたみたいですが、
Espanyol側は「そんなの、知ったこっちゃぁない!!」と言う態度でした(笑)
何せ...20年ぶりの勝ち点なんでしょ??ってことで...勝ち点3どころか1も取れていなかったインコ。
これで、やっとCamp Nouでの連敗記録が止まりました!!(爆)そりゃぁ選手たちもゴキゲンでしょう。
試合中、Decoのマーク担当だったDaniel Jarqueはキッパリと言い切りました
「僕たちは僕たちの試合を戦ったんだ。彼が自分たちのフィールドで、Barcaのために
彼自身のプレーが出来たかどうかなんて、そんなの知らないよ。もしそのことで煩わされたと
言うのなら、それは運がなかったんだよ。ま、僕にとっては全く関係のないことだけどネ。」
また、一発退場の引き金となったMarquezに対するプレーですが、これに関しては
そのメキシコ人は「アレは刑務所行きのプレーだ!!」とご立腹だったわけですが、
Jarqueのコメントは「TVで見る方が酷いプレーに見えるけど、でも、ボールだけを狙ったんであって
決してワザと危険なプレーを狙ったんじゃないんだ。もう、これ以上は何も言わないほうが良いよね。
もう、この件については忘れたほうが良い」というものでした。

そのJarqueに対する赤紙とサスペンションですが、Espanyolの抗告も空しく、 Levante戦の出場停止が確定いたしました。
一応、この試合は録画して見たのですが...Espanyolは好き好んで守備的に闘ったんじゃないぞ、Deco!!(笑)
「De laPeñaもTamudoもAlexもいない状態で、どうやって攻撃的に戦えっちゅぅねん!!
しかも、相手がNumanciaだとか魔女ならいざしらず、首位を行くBarcaでしょ??
死に物狂いで守らない方がおかしいんとちゃう??」と、ツッコミ入れたくなります。
あのメンツだと、攻撃的にしようと思っても、誰も攻撃をリードできないからムリなんだって!!
Daniは1Topの選手じゃないし...その役目はどっちかと言えばJonathanの方が得意じゃない??
でも、Barca側だってこうなることは想定していたはずだし...ゴールを抉じ開けられなかった
自分たちが不運だったと思うしかないでしょうね。Kameniに神降臨だったのもツイてなかったよね。
安定感、と言う点ではどう考えてもLemmensの方が上ですよ。彼もベルギーのGK、この系譜を受け継ぐ者ですから。
でも、KameniはとんでもないParadonを連発出来る子だからね。相変わらず、飛び出しのタイミングとか
見ていて「オイオイオイオイ」と金子達仁状態になること多々ありましたが...。

Espanyolの選手たちは皆、本当に守備に対する集中力が90分間切れなくて、素晴らしいと思いました。
攻撃に関してはイライラすることばかりだったけれど...だって攻撃に行く人数が...
とにかく、少ない。後半はJarqueの退場もあって尚更。
例えば、サイド抉っても真ん中には1枚しか飛び込んできてないし、何て言うのかな、
連動性がないと言うか全てが単体で動いてた。
1本良いパスが出ても、そこでおしまい。次のアクションを起こそうにも、味方のフォローがないんです。
だから、MaxiにしてもOscarにしても、単体で突破して、「ハイ、そこで終わり!!」彼らの突破を次につなげられない。
それは、中盤のItoやFredsonにしても同じ。彼が中盤の底でボールを奪ったとしても、
それを前線につなげることが出来ない。奪って終わり...なんですよね。

反面、守備に関しての連携は良かったと思いますよ。誰かが抜かれてもちゃんとフォロー来てるし。
LopoとSoldevillaの2枚、頑張ってましたネ!!特にLopo。CapitanはSoldevillaだったけれど、
この日DFを統率していたのは彼だと言うのは間違いないでしょう。
ギリギリのところで身体入れて、相手を自由にさせてなかったし、シュートコースに
飛び込んで来てくれたことも何度もあったし...頼りになりますヨ。

Jarqueは少々プレーが軽いかなぁ...と思った場面が何度かあったのですが、
ま、彼はこれからの選手だから。この経験を糧にもっともっと努力して、
安定して、私たちが何心配することなく「Jarqueがいるから大丈夫」と任せられるような
そんなDFに育って欲しいと思います。幸いにして、Espanyolには彼が様々なことを
身に着けることが出来る環境を提供することが出来ますから。
David Garcia...あの華奢な身体で頑張りました(笑)
終盤、足攣らせていたけれど...最後まで走り抜きました。
それから、最後の時間稼ぎ...アレは見事でした(爆)
お腹にボールが入って動けなかったと言うよりは、もう限界まで疲れていたんでしょ??違う??(笑)
そりゃぁLopoはプレーが荒いって今までにも良く言われていたし、事実この試合でも
Soldevillaと共に手が良く出ていたとも思う(苦笑)
でもね...Jarqueのプレーもそうだけれど、悪意は絶対にないって、言い切れるよ。
「アンタがEspanyolファンだから、贔屓目で見てるからでしょ??」と言われたら
返す言葉はないんですが、でもBarcaだってこう言う闘い方にならざるを得ない状況って
今までにもあったはずだし、この先も絶対にないとは言えないでしょ??
例えば、どうしても勝ちたい試合...Real Madridとの試合で、Santiago Bernabeuに乗り込んだは良いが、
Ronaldinhoもいない、Puyolもいない、そしてEto'oもいないスタメンで、
さらに試合途中でXaviが一発ロハで退場となってしまったら...貴方は一体どう闘いますか??
そう...だから私も「言いたいヤツには言わせておけ」と、この問題に関しては
これ以上は何も言いません。マジで「そんなの、知るかよ!!」です(笑)
さて...明日はLevante戦。相変わらず怪我人にサスペンションとベストメンバー組めないインコですが、
Sevillaは負けたし、Valenciaは引き分けたし、Espanyolにとっては大きなチャンス!!
しっかりとLevanteに勝利してもらいたいですね。だって...勝て勝て勝て勝てホームやぞ!!
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