インコの巣の観察日記
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2004年02月11日(水) リーガエスパニョーラ 第23節 エスパニョール対バリャドリー戦 結果

08 Febrero 2004 Barcelona/España

Espanyol 2-0 Valladolid
Goles: 1-0, min.56: Tamudo. 2-0, min.59: Fredson.

Espanyol: Lemmens; Lopo, Domoraud, Pochettino, David García; Morales (Tamudo, min.54), Fredson (Hadji, min.77), Maxi, De la Peña, Jordi; y Claudiu (Alex, min.60).

Real Valladolid: Bizarri; Torres Gómez, Jonathan, Julio César, Marcos; Sales (Cardetti, min.68), Ricchetti, Caminero (Rafa, min.88), Sousa (Zapata, min.62), Oscar; y Losada.

Árbitro: Medina Cantalejo,
Amonesto: Sousa (min.37), al técnico del Valladolid, Fernando Vázquez (min.74), Hadji (min.80), David García (min.85) y Jonathan (min.90).
Estadio: Estadio Olímpico Lluís Companys
Espectadores: 21,200
 
 
 
As、MARCA、SPORT、ザッとですが目を通してみました。

この試合、最初に流れを作ったのはFueraのPucela(Valladolidのあだ名)でした。
前半はハッキリ言って彼らのペースでした。前半だけを見れば「今日の勝利はValladolidだな」と、
そう誰もが結論付けるような、そんな出来だったようです。
しかし、それを救ってくれたのが守備陣。中でもGKのLemmensが
ことごとくValladolidのピンチを防いでくれました。

Valladolidは、ここまでチームを引っ張ってきたMakukulaが靭帯を切ってしまって、
6ヶ月の戦線離脱。今シーズン絶望となってしまったのが痛かったですね。
その穴を元Real OviedoのLosadaが埋めてくれること、期待してるんだろうけれど...
この試合Pucelaで目立っていたのは、F. Salesだったようです。

Valladolidの攻撃はいたってシンプル。手数をかけずに、2つか3つのパスをつないで
相手エリア前にボールを運び、右サイドでフリーになったSalesが基点となる攻撃だったそうです。
Pucelaの右サイど...つまり、Espanyolの左サイドのことですが、ココはDe la Peñaが守ってる...
ハイ、守備をあまりしないPeñaですから、どうしてもココに穴ができます(苦笑)
 
 
前半は圧倒的にValladolid優位、EspanyolもMaxiがシュートを試みたりしたようですが、
決定的なチャンスを作れず、逆にValladolidの方は3度の決定機を
GKのLemmensに阻まれたようです。
 
 
 
SPORT、as、MARCAの記事をまとめてみたので載せておきます。
あくまでも意訳なので、原文に忠実なわけではありません。あしからず(笑)
 
 
Fredsonにとって歴史的な1日となった。
そのブラジル人はLuis Fernandezのもとレギュラーの座を勝ち取り、
昨日公式戦で、Espanyolでの初ゴールを決めたのだ。
彼はこのゴールをチームドクターであるJuan Carlos Gonzalezに捧げた。





Lemmensがチームを救い、そしてTamudoがハーフタイム後にValladolidを叩いた。
Espanyolは数週間前のチームとは全く違いダイナミックで、自分たちの運命さえも変えた。


Espanyolは1部に残留する。Luis Fernandezのチームは依然として降格ゾーンにはあるが、
しかし昨日のMontjuicでの勝利は1部に残るための戦う気概に満ち溢れていた。
他のいくつかのライバルたちとの違いは、この2連勝の後目立って浮き彫りとなった。

彼らが置かれている順位から判断してMalagaでの日曜日の対戦が極めて重要なものとなるだろう。
Malagaのチームを“pomada"に陥れるために勝たなくてはならない。
(pomadaは独特の言い回しなのか、私には意味が分かりません。
もともとの意味は呼んで字の如くポマードなんですけど:笑)

勝ち点3がカギを握る…なぜなら、敗戦は (Malagaとの差を)9ポイントまで差を広げることになり、
勝利はは3ポイント差まで縮めることが出来、陥っている危機から脱出することになる。
 
 
 
MontjuicでのClaudiuのプレーを見ての彼への期待、そしてHadjiのデビュー…
しかし最終的にはいつものシーズンのように、主役となったのはTamudoだった。
Raulなしで、Espanyolはどうやって存在しようか??

コンディション的に満足いくものでなかったとしても、キャプテンは後半登場し、
チームに不都合な問題を解決し、Espanyolのために試合を整えた。そう、彼は試合を決めた。!

彼の登場は勝利を決定付ける結果をもたらした。彼の一撃が1-0というスコアをもたらした。
その時まで良い感じで試合を進めていたValladolidの勝利への期待は潰えた。

カタランのチームはここ数週間と違い、ダイナミックになった。攻撃に巧みさを伴い、強固なディフェンスも勝利した。
さらに、今までとは違い審判のジャッジ、あるいはツキのなさといったファクターも逆に作用したのか、Espanyolの側に有利だった。
 
 
ゴールが決まったか??と思ったらオフサイドの旗が上がった。試合のリズムはPucela、
しかし2つのハンドが見逃された。、Lopoが2度ミスをした。
1つは微妙なプレーだったが、もう1つは明らかに手を使ったプレー。
しかし、審判は笛をならさなかった。
これがReal Madridならば絶対に笛が吹かれていただろう。
しかし…EspanyolもValladolidも審判に関しては運がないsin suerteなのだ。
 
 
Tamudoは素晴らしいプレーをした。Bizzarriが足でクリアしたボールが
Julio Cesarの体に当たりこれを拾ったTamudoはそのままゴールへシュートを流し込んだ。
Tamudoのゴールの1分後、CKキックからFredsonのゴールが生まれた。






 
 

妙な試合だった。前半を見る限り、Valladolidに勝利の判決を下すことは可能だった。彼らの方が優勢であった、しかし3度Lemmensが的中させた。特に3つ目のファインセーブを防いだその手は神掛かっていた。

唯一の事実、それはEspanyolには絶対に残留を果たすんだと言う、戦う気概に満ちていることだ。すでに、Albaceteとはたったの2ポイント差にまで詰め寄っている。
Malagaはその上にいる。次の日曜日の一撃が、決定的なものとなる。
Malagaにとっては3ポイント差となるかもしれないし、9ポイント差になるかもしれない。
今最も重要なことは“勝つこと”なのである。
 
  
 
 
 
asの評価によると、El crack、つまりこの試合のMVPはTamudoでした。
一番良いプレーをした選手となると、Lemmensなんだろうけれど、
Tamudoがピッチに現れEspanyolが試合を決めた。
「だからEl crackは彼」なんだそうです。

また、MARCAがこの試合で目だって出来の良かった選手として4人の名前を挙げていました。
タムどん、Lemmens、PochettinoそしてFredson…ゴールを決めた2人と、
自陣ゴールを死守した選手2人ですね。攻守ともにバランス良く頑張った証拠でしょう。
 
 
Lemmensが最後の砦を守り、Pochettinoは皆の期待通り、エリアを統率する将軍(GENERAL)だった。

良かったね、Poche!!褒められてるよ!!(笑)
私にはその姿が目に浮かぶようです。LopoにDomoraud,
David Garcíaに声をかけて、ラインを統率する姿が...
そして、De la Peñaのところから破綻を来たしかける
チーム全体の守備に対して、カバーリング等でバランスを取るよう
中盤の選手にも指示をしている姿が...
 
 
 
Pochettinoはディフェンダーです。
ヘディングの得意なCBとは言え、彼がゴールを決めるのはシーズンに1つか2つ。
だから、ハイライトだとかダイジェストの類を見ても、
Espanyolの攻撃で彼の姿を見つけることは稀です。
見つけたとしたら...その多くの場合は失点のシーンです。

(そう言えば、未だにESPNのフランスリーグ中継のオープニング、
PSGの失点シーンが最後に流れますね(苦笑)ゴールに吸い込まれていく
ボールを見送るPochettinoの姿がスローモーションで流れる...
Deep Forestの“Beauty In Your Eyes”のメロディーに合わせて
流れるその姿が、私は悲しくも美しく、実は結構好きかも??:笑)
 
 
Real MadridやManchester UnitedやInterやChelseaならいざ知らず、
EspanyolにいるCBなんて、新聞記事等活字にもあまりならないし、
映像になって流れることはもっと少ない。そんなMauricio Pochettinoだけれど、
私は、ちゃんと気付きたい。チームの勝利の影で、彼がどれだけ頑張ってくれたかを。
私は、見落としたくない。たとえ負けても、どれだけの思いを込めて戦ったを。

大丈夫、私、ちゃんと見てるよね??
そう、だって…もう、アナタとの付き合いは8年以上にもなるんだもん(笑)
いつだって、私には見えるよ。闘いの炎をその瞳に宿したPocheの姿が。
いつだって、私には聞こえるよ。Aficionのアナタへの声援が。

そして、いつだって、私には感じられるよ。
私たちのすぐ側にアナタはいるってね。

どうか、Malaga戦も勝利出来ますように。
Poche、またみんなで一緒に戦おうね!!
 
 
 
Cadena SERの実況です。

Tamudoのゴール

Fredsonのゴール



順位表
1 R. Madrid 52
2 Valencia 50
3 Deportivo 46
4 Barcelona 37
5 Athletic 36
6 Atlético 36
7 Osasuna 34
8 Villarreal 33
9 Betis 32
10 R. Sociedad 30
11 Racing* 29
12 Valladolid 29
13 Sevilla 28
14 Mallorca 27
15 Málaga 26
16 Celta 24
17 Zaragoza 23
18 Albacete 22
19 Espanyol 20
20 Murcia 16
 
 
 
 
- Martin Cardetti -

この試合、Pochettinoはかつてのチームメイトと対戦いたしました。
Valladolidの途中交代で出てきた選手、Martin Cardettiがその相手です。
彼は、今シーズンPSGからレンタルでValladolidにやって来ました。

昨シーズン、アルゼンチンからフランスへやってきたCardettiは
Pochettinoと一緒に青と赤のCamisetaを着て、Parcのピッチで戦いました。
残念なことに、シーズン途中で大きな怪我をして、
早々に1人シーズンを終えてしまいましたが。
その分、今シーズンに賭ける意気込みは人一倍だったと思います。
しかし、彼も新しいPSGの監督のお気に召さなかったのです。
戦力外を言い渡された彼は、新天地をスペインへ求めました。

 
かつて、アルゼンチンリーグのRiverplateで得点王を取ったCardetti、
彼の復活を、Pochettino同様私も心から願っております。
ちなみに、昨シーズンPochettinoとCardettiは遠征先のホテル、
ルームメイトだったんですよ!! Gabiは2シーズン目ってことで、
既にPochettinoの手を離れたと言うことなのか...(笑)
 
 
昨シーズンのUEFA CUP、対Ujpest戦のゴールシーンを貼っておきます。
この試合、Pochettinoと共にCardettiも得点しております。
お暇な方は、ここからどうぞ。



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