◇日記◇
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2013年03月21日(木)

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近所の古い建物の倒壊を危ぶんで、早く雪が解けて欲しいと思っているのに

また雪が20センチ増えたらしい。

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 本当に今年の冬は、厳しかった。

過去形で書くのは、今日が最後の真冬日になって欲しいからである。都市部

に暮らしていると冬もさほどではないでしょう、と言われるのだが、都市部

には都市部の苦労というものもある。
 
 札幌は、今年は初雪の到来が遅かった。だが初雪が降ったとたんに、その

まま根雪となった珍しい冬だった。

 雪の量も多かった。道路の除雪、排雪も間に合わず、幹線道路以外は車同

士がすれ違えない状況が冬中続いた。一車線になってしまった道で(片側で

はない、全部合わせて一車線だ)車が遭遇したとき、どうするか。もちろ

ん、互いに道を譲り合う。
 
 路面の状況を読み(圧雪路とか、凍ってる、とか)、相手の車と自分の車

の大きさ、性能を瞬時に測り、後続車がいるいないも勘案して、自分が先に

行った方がいいか、相手を通した方がいいか、を決める。自分が引っ込むに

しても、この雪山のかげのくぼみに避難した方がいいのか、もうひとつ先の

方がいいのかを判断しなければならない。後続車がいる場合、その車のこと

も、考えないとならない。どうしたらスムーズにみんながそこを通り抜けら

れるか、その方法ばかりを考える。
 
 自分が待っていると向こうの車が挨拶しつつ通っていくこともあるし、そ

の逆もあるのだが、お互いに自分が引こうと思って、通りの端と端で、じっ

と止まって待つという状況になることもある。そういう場合、アイコンタク

トを取れる距離ならいいが、そうじゃない場合は、ライトで合図しあう。そ

して、互いに頭をさげたり、片手をあげたりして、謝意を表しながらすれ違

う。
 
 しかし、これはまだましな状況の時であった。雪が降り止まないピーク時

は、ひどかった。前方から車が来るのが見えたら、どちらかが手近な角を曲

がるしかなかった。すれ違おうなどという努力は無駄、除雪もされていない

道では雪山と雪山の間の避難場所もなく、端に寄ったが最後、埋まるからで

ある。
 
 しかし、そんな今年の冬も、もう終わった。今日が最後の吹雪。最後の真

冬日。間もなく雪が解け、うららかな春が始まる。


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