◇日記◇
DiaryINDEXpastwill


2010年10月27日(水)


◇◆◇◆

いつだったか母が、幼い時の話しをしてくれたことがある。


母は、当時まだ小学校にあがったばかり。

祖父が病気で入院し手術を受け、

その日、祖母は夜になっても病院から戻らなかった。

真っ暗ななか、お姉ちゃん、と泣く妹をかばって

2人で家でじっと待っていた、と言う。

自分は、辛抱強い子だった、というのが母の自己評価である。

確かにその通り、と思う。

我慢強い、いい子だったのだろう。



その時父が、かわいそうだったな、俺がそばにいてやれればな、

という意味のことを言った。


母の反応は

−そんなばかげたあり得ないこと言ってもしょうがないでしょう−

というものだった。


父は、そりゃそうだけれどもさ、でもそばにいてやれればと思うだろう、と。


母は、とりあわなかった。




何年も前のこの会話を、時折私は思い出す。

ふと、思い出す。


sai |MAILBBSDiaryINDEXpastwill

My追加