日常茶話  −性に関するエトセトラ
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2004年07月23日(金) 乱暴に犯して

何故、こういうときにセックスを望んでしまうのだろうか。



自分に嫌悪し、

自分に同情し、

どうしようもなく色々な感情がぐるぐると身の内を駆け回り、

苦しくなった日、

何故か、めちゃくちゃに犯して欲しいと思った。

彼氏さまに、

「乱暴にしてよ」

と最初から注文つけてセックスしたいような、

そんな気分で帰宅した。



だけど彼氏さまにそんなことを言ったところで、

か弱い我がムスメを慮って乱暴にはしてもらえないことを知っているから、

家についた頃には少し、気持ちも収まっていたけれど、

だけど、セックスだけはしたいと思った。



セックスはよく言えば、

愛を確かめる行為だったり、

愛ある故にする行為だったり、

そういうものなのだけれど、

皮膚と皮膚がぶつかる平手打ちと、

ムスコとムスメがぶつかるセックスと、

何がどう違うのかしらと考え、

何を考えているのかわからんわ私、

と頭を抱えてみたりした。



結局その夜したのは、

暴力から程遠いやさしいセックスで、

強いて言えばことばで嬲られただけの、

いつもどおりの私の好きなセックスだった。



そうね、私痛いのは嫌いだったんだ。


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