A Thousand Blessings
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2006年10月30日(月) 荻原浩からパコダテ人への滑らかな移動


現在21日、午前1時半。
24時間で3日分更新したのかな?それも未来に。



「桜井君が書いた最高の曲ってわかる?」
「なんだろう・・なんですか?」
「空風の帰り道なんだよねー。HEROのカップリング曲。」
「あ、そうですねー、あれ、いい曲ですね!」
「僕は、bye−bye、ってところが好きでさ・・」

sakiちゃんの夢を見るときは、いつも決まってこの部分。
100個の思い出のシーンのなかの、たった一個に固執してしまう。
それはきっと、あの会話をした時、した場所が、
空風の帰り道だったからなのだろう。歌が詞がメロディーが伝えたい思いが
全部一緒くたになって、薄暮の空に、ふんわりと、浮かんで消えた。
僕はいつも、bye−byeって、呟いてたんだよね。聴こえなかっただろうけどさ。





         ・'゜☆。.:*:・'゜★゜





荻原浩発想の軽さと平明な文章が心地いい。
でも、人間の本質を鋭く突いている。
どんどん読み進む。このままでいくとあと10日で読み尽くす。
僕の人生の10冊には決して選ばれないけど、
今の僕の日常のベスト10冊は、全部、荻原浩だ。

「オロロ畑でつかまえて」「なかよし小鳩組」「コールドゲーム」
「噂」「神様からひと言」「あの日にドライブ」「ハードボイルド・エッグ」
「母恋旅烏」「誘拐ラプソディー」「明日の記憶」











昨日の日記にも書いたが、グレン・グールドの編集アルバム「アンド・セレニティー」
は、相当いいね。もう何回も流しっぱなしのリピート状態で読書をする。
もう聴き込むだけ聴き込んできた演奏ばかりなので、いまさらヘッドホーンで
聴く必要もないし。音楽が完全に肉体の一部になったってことだね。
やはり肝は10曲目の「スクリャービン/欲望」1分56秒と
11曲目「スクリャービン/舞い踊る愛撫」2分25秒。
合わせてたった4分少々の「2つの小品」。それとくどいけど、R・シュトラウスと
ブラームス。キース・ジャレット、敗れたり!
12曲目のR・シュトラウスは「オーバー・ザ・レインボウ」の原曲すよね?




       ・'゜☆。.:*:・'゜★゜





韓国映画「親切なクムジャさん」






日本でこういう映画は作れるのかな?
グロいシーンも含めて、あり、だと思う。
必見ではないけど、エンディングに向って残虐に疾走する意味を確認するのは
意義あることだとは思うけど。レンタルしてみては?
ブサイクなオバサン囚人(事実上のオバサン)が、自分のアソコを
新入りの若い女性にクンニさせる場面のグロさといったら、あなた、、ゲロゲロですわ。
映画ファンサイトでは、評価も低いようでめでたしめでたし、と。





そうそう、宮崎あおい主演の映画「パコダテ人」
荒唐無稽なお話だけど、結構、ジーンとしてしまうのだよ。
まあ、単純なアイドル映画といってしまえばそれまでだが。
もしも主演がモー娘。関係だったら、きっとつまらなかったと思う。
そこはやはり宮崎あおい。もう、ほんとくどくてすまんね。声がエエんよ!
僕は年をとるにしたがって、青春の一瞬一瞬を切り取ったような映像表現が
どんどん好きになっていく。役者を風景の一部として、僕の記憶の中の
何かと照合しているのかも。加速度的にセンチメンタルな人間になっていくよ。
いやいや、元々、センチメンタルでしたっけ?あはは
そうそう、DVD収録のメイキングは楽しいどー。




この鼻ペチャな横顔、誰かにそっくりだ(笑) 秘密だけど。


響 一朗

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