A Thousand Blessings
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2006年07月05日(水) 編集CD-R 【 風待ちジェット 】

編集CD−R sumita’s selection 2006.07,05

【 風待ちジェット 】


1 ブライアン・イーノ&デヴィッド・バーン/アメリカ・イズ・ウェイティング (1979) 
「リメイン・イン・ライト」とセットで語られる傑作アルバム
「ブッシュ・オブ・ゴースツ」の最新リマスター盤より。
曲については改めて説明する必要もないだろう。

2 ボブ・ディラン/ライク・ア・ローリングストーン(1966英国マンチェスターライブ)
映画「ノー・ディレクション・ホーム」のエンディングで感動的な映像として
紹介されていた。できれば、CDヴァージョンのようにフルレングスで見たかった気も。
<ユダ!(裏切り者)>という聴衆のヤジに対して、
<お前らなんか信用しないぜ!> <お前らは嘘つきだ!>とやり返すディラン。
最後にバンドのメンバーに<デカい音量でやってくれ!>と告げる。
今の時代では考えられない光景だ。バック・バンドはほとんどが後のザ・バンドに
なる連中。英国から参加したセッションドラマーは、ジャズ的な感覚を全部取り払い
“ハンマーのように”ただひたすらスネアーとタムをたたきつづける。
その感覚は、極めてパンキッシュであると思う。リヴォン・ヘルムだったら
きっと普通にグルーヴする演奏になっていたと思う。
ディランの声と、ドラムスと、ロビー・ロバートソンのギターが一体化した瞬間の
魔法。。。

3 マリーザ・モンチ/ヴィラレージョ(2006)
ブラジルの才女は自身の最高傑作「アモーレ・アイ・ラブ・ユー」を
軽く超える作品を作り出してしまった。たまらないね。この音は。
デオダートの貢献は半端じゃない。久々に下半身に響く音、そして声。
アルバム「私の中の無限」より。

4 のこいのこ/パタパタママ(1977)
5 のこいのこ/はたらくくるま(1972)
こちらは下半身には響かない(笑) が、脳の記憶中枢をチクチク刺激してくれる。
今やCMソングの女王も当時は中津川フォークジャンボリーに出たりしてた
列記としたシンガーソングライター。この「声」は日本人の90%以上が聴いたことがあるはず。
初のアンソロジーアルバム「のこいのこ大全」より、大好きな2曲を。
アルバムには有名CMソングが多数収録されている。

6 ザ・バンド/禁断の木の実(1976ニューヨークライブ)
アルバム「南十字星」収録のオリジナルスタジオヴァージョンと
比べて、こちらのライブの方はさらにルーツ志向が顕著で
新たに付け加えられたアレンジは文句なく楽しい。ストイックなスタジオヴァージョン
とセットで鑑賞すべきだろう。

7 坂本真綾/風待ちジェット(2006)
鈴木祥子の書き下ろし。菅野よう子の切り札的メロが一瞬飛び出すが
オマージュと見た。もはや坂本真綾以外では考えられない表現。
うーむ、素晴らしい。ちょっと時代遅れの録音でも許しちゃう。




8 ソニック・ユース/リーナ(2006)
生まれたてのロックバンドのような新鮮な音に驚く。
非常に聴きやすくコンパクトにまとめられた楽曲だが
聞き込むほどに彼らの年季を感じさせてくれる。
何もかも分かっているから、こういうギターやベースの音が出せるのだろう。
特筆すべきはドラムス。憧れるなーー。

9 ブライアン・ウィルソン/キャビネセンス〜カラオケヴァージョン(2004)
音づくりの秘密を垣間見た気が。できればアルバム全曲のカラオケを聴きたい。
かつて「ペットサウンズ・ボックス」で全曲披露されたように。
バンジョーという発想はどこからきたのだろうか?
アルバム「スマイル」より。

10 小谷美紗子/雪でもいい(2006)
実を言えば、ほとんど小谷美紗子漬けの日々を送っている。
出会いの重要性で言えば、桜井和寿以後最大。
友人にサンキューである。アルバム「Catch」より。

11 ブルース・スプリングスティーン/ウィー・シャル・オーヴァー・カム(2006)
2006年度墨田大賞受賞確実のアルバム
「ウィー・シャル・オーヴァー・カム〜ザ・シーガー・セッションズ」より。
ブルースのアルバムの中でもこれはベスト3に入る。
生楽器の音色を堪能したい。それにしても、アレンジの妙とはこのことだ。

12 サンタナ/ネシャブールの出来事(1973日本公演)
あの「ロータスの伝説」が完全版としてCD化された。3枚組6825円!高ッ!
横尾忠則の22面ジャケも完全復活。ただしCDだから縮小版だけど(笑)
一旦バラしちゃうと組み立てられないぞ。
オリジナルアルバムが発売されたときの大騒ぎを記憶している。
即購入したが、当時はジャズもラテンもよく分かっていなかったので
雰囲気で聴いていたとおもう。今の成長した耳で聴くと、
サンタナの目指していた方向が実によくわかる。
16分という長尺ナンバーのネシャブールだが
30分くらい続いた方が熱狂の度合いも深さも増したかもしれない。
もちろん、今の耳だからいえることでね。当時は16分でも長すぎたかもしれないが。

13 ブライアン・ウィルソン/サーフズ・アップ(2004)




・’゜☆。.:*:・’゜★゜



アメリカがイラクにミサイルをぶちこみつづけ
その結果多くの子供たちの命が奪われても
全然平気だった我が日本国民は、
日本海にヘボいミサイルを何発か撃ち込まれた(っていうか落ちた)
だけで大騒ぎだ。なんともまあ。
街頭インタビューでは、てーへんだ!てーへんだ!のオンパレード。
おまいらが騒げば騒ぐほど、ブッシュも小泉も大喜びってことに
気づかないのかね。北朝鮮に経済制裁を!がいつのまにか
北朝鮮を攻撃しろ!に変わっていくかもしれない。
騒ぎすぎるとほんとにてーへんなことになるよ。
しっかし、安倍の「国際社会では許されない行為」っていう
発言も説得力ないよね。
ぜーーんぶ、許されちゃったアメリカは国際社会の親方みたいなもんでしょ。
まあ、親方の犯罪を告発できないのが、手下の悲しさでもあるわけでね。
人間、一度でも手下になったらお仕舞いよ。
誰も支配せず、誰にも支配されない。その高潔さを学ぶべき。





響 一朗

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