オトナの恋愛考
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2008年03月09日(日) 独り言





あなたと最後に二人で逢ってからかれこれもう7ヶ月近く経ってしまったけれどこの間に私に何が起こっていたのかこれを読んでくれているのかどうかもわからないけど今夜は独り言。もうここに何かを綴っていくこともないと思ったけれど先日あなたからの思いがけないメッセージを読んでちょっと泣いてから何だかすごく嬉しくなって東京へ行っているボスに報告したらボスがあなたに出したメッセージへの返事だと知ってなんだと思ったけれどでも嬉しかった。たとえそれがビジネスに関する公式な報告だったとしてあなた特有の歪曲した返事だったとしてもまさかJ氏にまでただの社交辞令ではないと思うのであなたの正直な気持として私は素直に受け止めることにしました。さて仕事の話はここまでにしてあなたが知らない私のこの半年間のことをお知らせしておきます。あなたの言動に対して私が私じゃないような酷い言葉を投げつけたような形で私たちの6年間が終わってしまったあの夏の夜から私は私じゃないような日々を送っていました。まるで深海の底にいるような水の底の砂の中に私はずっと閉じ込められてただ夢遊病者のように昼も夜もなく生きているのか死んでいるのかわからないようなそんな状態のときに私はある男と知り合いました。仮にtacと言う名にします。彼とは9月の終わりごろ(あなたが二人目の子の父親になったころ)あるサイトで知り合ってそれまで毎日のようにチャットやメールを交わし週に一度か二度は私の部屋に来て一緒に夕飯を食べてお風呂に入ってセックスをする相手であったあなたを無くしていたのでその人はとても誠実そうな感じで初めて会う約束をしたのが10月8日の夜でその前の晩も東京駅の八重洲口で千葉の男と会ってこの人はなんかピンとこなかったのでご飯を食べて手を繋いだだけで朝まで一緒にいたいと言われたけどそのまま新宿から最終電車に乗って窓越しに手を振って別れた。ネットで知り合ってそんな軽薄な感じで1〜2日のうちに複数の男と逢うなんて事は私らしくもないことなのですが私はあなたの代わりの誰かの温もりが必要だった。次の日に逢ったtacは8歳も年下だったけどネットで交わした会話はとても紳士的で優しくて楽しくて博識でフレンドリーで珍しいjazzblueのワーゲンの何とかっていうのに乗っていたので私の警戒心を完全に無くしてしまうようなタイプだった。彼はとても有名で大きな企業のサラリーマンでそれが本当のことなのか嘘なのかなんてその時の私には関係なくただ私の話を聞いてくれる優しい男だったらそれでよかったのかもしれないしすごく年下だったことも逢う気持になったのだと思う。彼はバツイチででも子供もいなくてその頃私にはあなたのように妻とか子供とか家庭とか会社とかそんなものに縛られている男は完全にいやだったけどでも結婚の経験のないような独身男も避けたかったので頭の良さそうなキチンとした会社に勤めていて尚且つ若いその人がその頃の私にとっては最適だった。頭の良い男は女にたいして夢中になったり軌道を外すこともないだろうしそもそも8歳も年上のもう若くはない女にたいして恋愛感情など持つはずもなく近くに住んでいるのだからご飯くらいは時々食べながら色んな楽しい話ができるお友達みたいな感じになれたらいいなぐらいにしか思っていなかったと自分自身に言い訳したけれど実際はそのとき私は男の人の温もりを渇望していたのかもしれない。そして彼はとても難しい大変な仕事をしていたのだけれど一昨年離婚をしていてその後本社移転に伴ってこちらに引越しをしてきて更に大きなプロジェクトが終わったとたんに心が壊れてしまってその頃は自宅療養中だったけど一生懸命に生きてきて頑張りすぎてそんな風になってしまったんだと思ったら何だかその頃の私もきっと心が壊れかけていたんだと思うけれどそれまでの私だったらそんな厄介な男は最初から倦厭したはずなのに逢ったその晩に私はその人とセックスをしてそのまま朝まで過ごしてちょっと反省したけど次の週からほとんどの時間を一緒に過ごすような関係が始まってしまいあなたの代わりを見つけたとかそんなんじゃなくてあなたとは正反対の性格と風貌を持った男だったので私は簡単にその人と深い関係になってしまったんだと思う。彼の部屋は高価な外国製の調度品や家具でいっぱいで趣味だと思うけど何台ものPCやら60インチの大画面のTVやら部屋のあちこちにあるスピーカーやら玄関から入ると自動的に灯る照明やらアメリカ製の私がやっと這い登ることが出来る高いベッドの下のエロチックな照明やらそんな私の部屋にはまるでないものを数え切れないほどのケーブルで繋いであってでもタイフーンが去った後のように床が見えないほどゴミやら重要そうな書類やら何か宅配便で送られてきたものやらが散乱していて私は汚れた床の上のものをちょっと退かして自分が座るスペースを確保しなくちゃいけなかったけれどでもトイレとバスルームはピカピカに心地よく掃除がされていてバスタブのふちにたくさんのアロマキャンドルが並べてあったのと若い女性用の化粧品やら何かがあって私はこの男と一緒にいることを自分自身に許した。二日かかって一緒に部屋の掃除をしてキッチンもぴかぴかに磨いてあげたら彼はベッドの中でギュッと抱きしめて「綺麗にしてもらって嬉しかったけど嫌じゃなかった?僕はこんな部屋を見られてすごく恥ずかしかった」と囁いたので「あなたは本当はとてもキチンとした人なのにこんな風になってしまったなんてきっと辛いんだろうなと思ったの。でも汚れたものを綺麗にすることは嫌いじゃないから楽しかった」なんてちょっとだけ嘘をついたら「僕はひとを好きだなんて思うことは稀なんだけど・・・。」と言いかけたので「tacは私の事を好きなの?」と言われるのが恐かったので自分で先に言ったら「うん」と素直に答えて「うさぎはどうなの?」と訊かれたのでもう何度も体の一番敏感で愛しい部分をビショビショにしながら繋がりあっていたけど「まだわからない」と答えた。私は汚れてしまった私を綺麗にしたかったんだと思うし実際その頃私は自分が何をしているかさえよくわからない日々を送っていたから夫と寂しさの為によりを戻そうとしたこととかあなたを殺したいほど憎んでしまったこととか全部忘れたくて彼と一緒にいる時間は忘れることが出来た。私と彼は水曜から日曜の夕方までの数日間は仲良く買い物に行ってご飯を一緒に作って食べたりタヒチアンダンスのDVDに合わせて踊ったり私たちがであったサイトに何食わぬ感じでLoginして他人みたいにchatしたり本当は100年耐久性のある北欧製の頑丈な丸いキッチンテーブルにPCを並べているのに私達はkeyでオシャベリをした。そして朝も昼も晩もセックスをしてなんだか私たち新婚みたいねって言ったら彼が恥ずかしそうにそうだねと言って微笑んだけど彼は服用している薬のせいで私の中で射精することはほとんどなかった。だから私たちは本当にセックスをしているという実感はなかったけどでも彼の大きな体は私を安心させてくれたので私は夜中に寝ぼけて彼のお腹の上に乗ったらしいけどそのまま寝てしまったので驚いたけど可愛かったと8歳年下の男に言われて何だか私も幸せな気分になってその頃私は何も考えずに彼との生活を楽しんでいた。長くなったので今日だけにしようと思ったけれどそれからどうなったのか続きはまた明日にしようと思う。おやすみ。


夢うさぎ |MAIL

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