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2005年10月10日(月)

 久しぶりに高校時代のともだちに会った。
 地元を出ている私は滅多に高校時代の友達には会わない。避けているとかそういうわけではなく、ただ地元に帰るのがめんどうなのだ。

 オトコとシゴトとオモイデバナシと。その3点で構成されている会話。それで完結してしまう人生。
 不意にふらふらと生きることができたらいいのに、と思う。仕事も男も特定のものを持たず、思い出にさえも縛られず、自由に、本当に自由に生きられたら、と。
 でも私は臆病だから、何にも所属しない自由をひどく居心地悪く思うことも、泣きそうなくらい不安に思うことも知っているので、行動に移すことはない。ただいつもひどくそれに焦がれているだけ。
 届かないから。つかめないから。
 ないものねだりと知っていても、いつでも他人がうらやましい。自分に誇れるものなんて何一つない。そういう風にうちひしがれていた毎夜の記憶を思い出した。




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