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2003年07月02日(水)
老いる。

今日はじめて電車で老人に席を譲るという
善人なことをしました。

生まれて初めて。
あれはタイミングですね。

私は帰りは座りたいために、わざわざ始発の駅で乗り換えてるのですね。
だからガキとか、目の前で「ママー座りたいー」とか
ゆってても(ほんとにいるからね、こーゆーの)無視。
だったら始発からのればいいやーんって。
でもご老人には席を譲るという世の中の常識を
知っていたけどなかなかそういう場面に出会えず
そんな感じ良いタイプでもないし
でもいつかきっと・・という憧れがあったのです。

つーかあたしの毎日って、こんなことをネタにするあたり
しょぼーい××

いやしかしね。
イジワルそうなおばあさんだったんだけど
「有難う」ってゆってくれて
なんだか胸がじーんとしちゃいました。
なんだ、簡単なことやんって。


昨日、親戚のおじさんが亡くなった。
遠い親戚だからほとんど関わりはないんだけど。

もうおじいちゃんで、入院生活が長くて
意識がほとんど無くて
でも何ヶ月か前、元気だった奥さんのほうがぽっくり亡くなってしまったの。

そのおじいちゃんには、結局奥さんが急に亡くなった事
言えなくて、みんな隠していたのよ。
時間の感覚があまりないみたいで
でも毎日顔を出していた奥さんがぱったり来なくなった事は
分かるみたいで、時々「○○はどうしたんや」とか
言っていたらしいのです。

けど、ここ数日はやたらと周りに
「○○は死んだんちゃうか」とかはっきりした感じで
みんなに責めよっていたらしい。
そしてとうとう昨日。

うちのおかーさんは、気付いたから死んでしまったんやわ
といってました。

ハァー
暗いけど。
そのおじいちゃんとおばあちゃんは
今頃会っているのだろうか。

必ず自分にも老いってやつは来るのだよね。
そういうことを珍しく考えたよ。

その時、隣にいてくれる人は誰なのかな。
まさか一人じゃないよねぇ。