まとまらない言葉。

 弱者を守りたい。
 本当の弱者を、守りたい。
 世界に絶望してしまっている人の側に、寄り添っていたい。
 自分に出来ることを最大限に振り絞って、助けたい。
 僕の手で、安心をもたらせることが出来るなら、そうしたい。

 きれい事かもしれない。
 青臭い理想論かもしれない。
 でもそうじゃない。そうじゃないんだ。
 そういう風景を見るのが、どうしようもなく嫌なだけなんだ。
 そういう風景を見ないで済むのなら、出来ることは全部やりたいだけなんだ。

 なんで、なんで、なんで、そういう酷いことが、まかり通る?
 僕の持っている美意識は、世界の中では、これすらも少数派になっちゃうのか?
 耳を塞いで、目を閉じて、何も聞かず、何も見えなければ、この苦しみもなくなるのか?
 いや、そうなればそうなったで、必要以上の想像力が、僕を苦しめるんだろう。

 みんなが笑顔で暮らせる世界。
 それは、なんでこんなに嘘くさくて、出鱈目な響きなんだ?
 人間という生物の理想郷は、そういう世界ではないのか?
 どこで、間違っちゃったんだろう。
 どうして、間違っちゃったんだろう。

 生きるのって、難しいなぁ…。
2005年06月26日(日)

日々 / いけだ