今日という日

今日は、かなりの底日だった。
底日っていうのは、言わなくても分かるか。

僕は、今日という日を消し去りたいけど、きっと今日が最高だったって言う人もいるから、我慢して、色褪せるのを待とう。

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今日読んだ本
 ねこの森には帰れない 谷山浩子著 新潮文庫

 評:詩が結構好き。

   始めの方にこんな表現がある。
   「言葉はアミだ。アミの目が大きいほど、たくさんのものをこぼして
   しまう。世界がアミの形に固定されてしまう」

   形にならないものを、形にしようとする人が多すぎる。
   どうして、何でもかんでもはっきり定義しないといけないんだろう?
   あいまいなものは、あいまいなままで。
   どうしてそれが許されない?

   たまに、生きることに疲れる。
   それが、生きているということなのかな。
2001年11月05日(月)

日々 / いけだ