つぶやける乙姫
辛口なのか、毒なのか・・・

2005年11月28日(月) 「コープス・ブライド」

やっと見た!


今週いっぱいで神奈川の方は上映が終了らしいので、慌てて見てきたさ。
仕事が終わったあとに、かなぴんと待ち合わせてレイトショーで見てきました♪いいね〜、レイトショー。遅いから子供がいないし、安いしさー。

「ナイトメア・ビフォア・クリスマス」をこよなく愛するワシなので、ティム・バートンのパペットアニメと聞けば、そりゃ見ないわけには行かないでしょう!!!見なかったら一生後悔するよ(>_<)!


そして、みた感想。


いや〜、笑った。


そんで、泣いた!(TT)



もうね、すばらしいですよ、ホント。
上映時間77分の中に、ぎゅぎゅぎゅっと詰め込んでありますよ。たまんないっす。もう一回劇場で見たい。


あらすじ

魚で一財を成した家の息子ヴィクターは、貴族でありながら経済的に苦しい家の娘ヴィクトリアと政略結婚をさせられることになっていた。
気の進まないままに、結婚式のリハーサルに担ぎ出されるが、そこで出会ったヴィクトリアを見て、本気で結婚したいと思うようになる。そして、結婚に対して不安を抱いていたヴィクトリアも、心優しいヴィクターを見て、この結婚が上手くいくような予感を感じていた。
しかし、緊張のためかリハーサルで失敗ばかりするヴィクターに、牧師は結婚式の延期を宣言、傷心のヴィクターは夜の森の中で一人誓いの言葉を練習している最中に、枯れ枝に指輪をはめてしまう。すると、枯れ枝だと思っていたものは、実は花嫁姿の死体エイミーだった。
エイミーは結婚に憧れ、恋人と駆け落ちをしたものの、待ち合わせの場所で殺された悲しい過去を持つ女の子。ヴィクターに(間違いではあるものの)結婚を申し込まれ、憧れの結婚に心浮き立たせる。
一方、間違って死体の花嫁にプロポーズしたことになってしまったヴィクターは、なんとかして人間界に戻り、ヴィクトリアと結婚したいと考えるのだが…。



とまぁ、こんな感じ。
相変わらずティム・バートン独特の色調と雰囲気で、憎めない死体たちがてんこ盛りです。なんというか、死体の方がイキイキしているところがポイントでしょうか。人間界で金のためや名誉のために奔走している人間の方が、よっぽどつまらなそう。
そして、これも相変わらず、芸が細かいのです。本当に、すばらしいです。
水溜りに映る姿とか、オープニングで蝶々が飛びながら、字幕にとまったりするんだけども、飛び立つ瞬間にその文字が微かにプルンとゆれたり(まるで、蝶々が飛び立つときの葉っぱなんかがそうみたいにね)、本当に小さな芋虫までもが、画面の端っこでちゃんと瞬きしてたりするのです。



そういう芸の細かさが、も〜〜〜〜〜たまらん!!

もう、なんともいいようがない。あたしゃ好きなんだよ、この人のこういう感性が!!このマニア心をくすぐるニクい演出とかさ、キャラクターの表情の絶妙さとかさ、下手な役者よりもよっぽどリアルなのよ!!
笑えるし泣けるし、もう胸キュン(死語)なのよう(>_<)!!


んでね、ビジュアルだけでなく、ストーリーも良かったのです。確かに、「ナイトメア〜」よりもずっとシンプルな展開だったというのもあるけれど、やっぱ一応ラブストーリーだもんで、シンプルな方が話に入りやすくて正解だったと思う。
しかも今回は、ヴィクターという主人公に対して、エイミーとヴィクトリアという二人のヒロインが出てくるんだけども、そのどっちもがすごくいい。
いや〜、エイミーもヴィクトリアもいい子ですよ。どっちも可愛いので、あたしゃどっちとくっつくのかしら?と、少々ハラハラしちゃったよ。でも、エイミーの過去のシーンで出てきた恋人が、XXXだってことはすぐに分かったので、そこがどうなるのかなぁと思いながら見ていました。

ラストはもう、なんか自分でも予想しないくらいに泣きました。

ちくしょう、ここまで泣くと思ってなかったので、ちょっぴり「やられた!」って気分だぞ。でもでも、エイミーが…エイミーがぁ〜〜〜(>_<)!!!

最初は結構「きゃ!ジョニデの声♪」とか思ってたけど、そんなのすぐに忘れるほど、がっつりのめりこみました。ジョニデのヴィクター、なかなかよかったです。
「ナイトメア〜」のゼロに続き、今回はスクラップスというヴィクターの愛犬(すでに白骨化済み)も出てきて、そういう構成は確かに「ナイトメア〜」をムンムンに匂わせてたけども、いいの!面白かったし可愛かったから!!

これはもう、絶対にDVD買います!!
限定版でフィギュアとかつくのがあったら、もちろんそっちで!ってくらい本当に欲しいです。あ〜〜〜ん、エミリー可愛い〜〜〜〜(>_<)!!!
アタシがあんたを幸せにしてやりたかったよ…っつーくらい、エミリーが好き〜〜〜〜(>_<)!!

というわけで、これから買ってきたパンフでも読んでしばらく浸りたいと思います。
うちのおばあちゃんも、あの世であのくらいイキイキしてくれてたらいいなぁ…。

少しでも興味のある方はぜひ!!ぜひぜひぜひ!!!





…しかし、これもディズニーファミリーに入ったら、ちょっと悲しいかも…(−−;)
質の高いグッズが制作されるのは嬉しいけど、乱発するのはやっぱりヤだなぁ…。

でもジャックの等身大フィギュアはちょっと欲しい…(ぼそ)
また博品館に行こうかな。ふふふ…。


ああ〜ん、エミリ〜〜〜〜(>_<)!!!ラ〜〜〜〜ヴ!!!



 < 過去  INDEX  未来 >


乙姫 [MAIL] [HOMEPAGE]

My追加