ワシとしては「シックス・センス」以外のシャマラン作品はそんなに評価をしていないんだけども(なんだか「シックス・センス」で変に評価されちゃったせいで、暴走している感がぬぐえないので)、とりあえず半額レンタルだから見ておくか〜という感じでみてみました。
完全にネタバレトークなので、これから見たい人などは読まない方がいいと思われます。
あらすじ 19世紀のとあるアメリカの村。周囲を深い森に囲まれたその村に住む人々は、森に住んでいる怪物と不可侵条約を結んで生活をしていた。森には絶対に近づかない、森には絶対に入らない。動物の死骸を糧として与えるなどなど。 長老会の結束も固く、その子供たちも厳格なる生活を守っていた。 しかしある時、結婚を誓ったルーシャス(ホアキン・フェニックス)と目の不自由な娘アイヴィ(ブライス・ダラス・ハワード)の仲に嫉妬した知的障害者のノア(エイドリアン・ブロディ)が、ルーシャスを刺したことから村の状況は一変する。 村をでて町に行けば、ルーシャスを救うことの出来る薬があると知ったアイヴィは長老会の長である父エドワード(ウィリアム・ハート)に懇願し、薬を取りに行きたいと告げる。 村の掟に背くことは出来ないが、愛する娘の心中を察した父は、アイヴィに村の秘密を教え…。
とまぁ、こんな感じ。
結論からいうと、ちょっと昔の生活をしているその村なんだけども、それは本当に昔なんじゃなくて、現代社会で愛する者を失った悲しみを抱えた人たちが、自分の子供たちには同じ想いをさせたくないからと、森に囲まれた土地をごっそりと買い取って、現代社会から隔絶された村を作っていたってだけなのね。 しかもそれは明かされるよりも前に、なんとなく分かっちゃうのです。だってあんだけ「私の○○(←旦那だったり姉だったり)はXXで殺された」とかって話をあっちゃこっちゃでされたら、こりゃおかしいぞと思うわけで・・・。しかもさー、最初に出てきたお墓の石。あんなに綺麗にできる墓石って・・・それなりの機械がないと無理なんじゃないの〜〜?と思うのね。 まぁそれ以前に、「あの映画って、舞台は昔じゃないらしいよ」っていうのを小耳にはさんじまった時点で、見ながらすぐに「そういうことか」って気づいちゃったことがワシ的な敗因なんだろうけどさ(苦笑)。
シガニー・ウィバーとかさ、個人的に好きな役者さんが出ていたので見たかったんだけど、一度見ればもういいかなって感じの映画です。 ただワシが監督だったらあのラストシーンでエンドマークは打たないなと思うけど。なんかすごく中途半端なんだもん。「え?ここで終わりなの?」と思った。
ワシだったら、アイヴィが森の中であった魔物がノアであることは最後まで伏せておいて、ラストに時間をちょっと戻してノアがアイヴィに殺されるトコロと、ノアの両親の声(「あの子が魔物の着ぐるみを盗んで森に入ったわ」とかってトコとか)かなんかをかぶせて、「あ〜、あれはノアだったのね〜」と観客に思わせてエンドロールにするんだけどな〜。その方が全体的に締まると思うのです。 そうじゃないと、ラストに「おっ!」ってものがひとつもなく終わるんだもの・・・。
なんかさー、どうして赤が忌むべき色なのかとかさ、シャマランだから説明がないことにももはや驚きはしないけど、やりっぱなし的な雰囲気の設定があったりして、なんだかなぁ〜と思うのです。 「シックス・センス」の時は、霊的現象が起きているときには赤が効果的に使われているとかってのは分かったけど、今回の「赤」は明らかに話の筋の中に出てきてしまっている「設定」なわけだから、やはり放置してはいけないと思うのよ。しかも、その赤に対する色がおそらく「黄色」なわけでしょ?そこもなんで?って思っちゃう。
アイヴィ役の子の雰囲気は結構好き。でも、話としてはイマイチ。結局ルーシャスのオーラが何色だとか分からないまま終わるし(−−;)
「結局なんだったんだよ!?」
ってことが多すぎると、観客放置プレイか?と思わざるを得ない。
ちなみにヒッチコックのようにカメオ出演が好きなシャマラン監督ですが、今回も街のセキュリティの上司の役でています。顔が出てないじゃ〜んと思いきや、しっかりと薬ケースのガラスに映って顔が!!!思いっきりインドですな〜(笑)。まぁ、そこら辺もある種笑いになっちまってる感が・・・。
エイドリアン・ブロディのノアが非常にいい雰囲気なのがもったいない。やはり変な存在感があるねぇ、あの人。怖いけど(苦笑) そしてホワキンは何度見てもお兄ちゃんに似てないねぇ。残念だ。 もそっとリヴァーに似てたら嬉しかったのになぁ・・・(遠い目)。 でも、演技は上手いと思うけどねー。とりあえず、「グラディエーター」のような役じゃなくてよかったね。いい人の役で(笑)
この映画はどうかと思うけど、役者の演技はよかったと思う。目の見えない人が冒頭で普通に走ってたので、見えないことにしばらく気づかなかったけど(^^;)しかも、壁上るし。壁の向こうに何があるのかどうなっているのか分からん盲目の人が、上るかなぁ?納得いかん。 彼女はロン・ハワードの娘らしいですが、上手かったですな。今後が楽しみです。
ホラーとしてはもちろん成り立たない上に、サスペンスとしてもちょっと消化不良な感じです。 まぁ、いっそのことロマンスものと考えればいいのかもね。
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