まれ日記

2022年06月27日(月) 一年の半分が

2022年もその半分が終わろうとしている。信じられない…

いつも朝の情報番組を見てるんだけど、情報に偏りがあるんだよね。自分はコロナの感染者数の推移とか、ロシア・ウクライナの戦況とか、毎日でもインプットしたいのに、最近は全然やってくれない。戦争で毎日のように人命が失われているのに、流行りのスイーツとかのほうが大事なワケ?って思ってしまう。

閑話休題。

ここのところ朝か夜かどちらかは実家に母の様子を見に行っている。もう高齢で足も悪くなってるからね。自分のできる限りのことはしてあげたいなあと思ってね。母が生きてるうちはね。

母は最近のことはよく忘れるけど、大昔のことはよく覚えている。おれの子どもの頃の話とか。もう何十回も聞いてるんだけど、母の実家近くの畦道で母に背負われていたおれが靴を片方落としてみんなで探したとか、巣鴨でおれが迷子になった話とか。そんなこともあったねえ、と懐かしそうに話すんだけど、この先、母がいなくなったらもうその話を聞く機会もなくなるんだなあと。なにしろそんな話はもう母しか覚えてないし、おれにしたってそんな小さい頃の記憶はないし。思い出話も話者を失ったら、ユメマボロシのように消え去って、それが本当にあったかどうかを確かめる術さえなくなっていくんだろう。おれもずっと聞かなければ忘れていくだろうし。忘れて、消滅してしまうと思うと、なんかもったいないような気もしてしまう。

おれ自身が覚えていない、おれの子どもの頃の話。聞けるのも今のうちだろうから、また今日も母の話に付き合うのである。


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mare

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