夕方、雨と風がすごかった。暴風雨という感じ。でもおれが帰る頃にはすでに雨も風もやんでたからよかった。おれは会社から帰るときにいつも歩道橋をわたるんだけど、その歩道橋の上のすみっこのところにビニール傘の死骸が折り重なってた。あるものはビニールだけ。あるものは傘の骨の部分だけ。たくさんの傘が捨てられてた。風のすさまじさを物語っているな。でも壊れたからといって別にその場に捨てていかなくてもいいのに。せめてゴミ箱のとこまで持っていくとかね。ひととしてそのくらのマナーがあってもいいよな。でもあえてそれらを拾ってゴミ箱まで持って行こうとしないおれは、それらを捨てて行った人たちとなんら変わりがないということに気づいた。家に帰ってから。
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