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 小笠原父島紀行その1〜自然

東京都最南端の常夏の島。
飛行場がなく、美しい自然が残されている島。
硫黄島など第2次世界大戦で激戦のあった島。

まー、こんなイメージで行ったわけだが・・・

まず、気候。
あまり暑くない。
日差しは強いが、気温的には薄手の長袖でちょうどいいくらい。
昼夜の寒暖の差はあまりないので、過ごしやすい。
しかし、局地的(宿周辺のみ?!)という噂はあるが(笑)
日中は太陽が出ていても、夜はじっとり露に濡れるため、
夜、洗濯物を干して寝てしまうと、翌朝とんでもないことになる。
結局、最終日まで器材もビショビショで、非常に困った。

そして、海。
沖縄のようなライトブルーではないが、濃紺の美しい海。
子供の頃想像していた海の色だった。
色の割には、ベタなぎ。
お陰で、酔ったり、揺れて怖い思いをすることもなかった。
海の中はモルディブなどとは比べるべくもないが、
シュノーケリングでも、たくさんの魚を見ることができる。
ただ色的にはかなり地味で、綺麗なのは、
アカバ(アタハタの現地語)とウミウシくらい?
クマノミ(ニモ)もおっきくて色綺麗じゃない種類だし・・・。
オススメのポイントは、やはり
80匹以上のイソマグロの群れを見ることのできるケータ。
圧巻だけど、流れがすんごいので
ナイスショットな写真を撮るのはなかなか厳しい。
海でイヤだったのは、寒さ。
濡れていなければ気持ちのいい風も、
21度前後とちっとも温かくない海から上がった人間には地獄だ。
しかし、同じ船に乗り合わせた人たちは
ほとんどドライスーツや特殊な防風ジャケットを持っていて
(どちらもとても高価なんだな・・・)
(身も財布も)震えているのは私くらいのようだった。
ただ寒くても天気はいいので、
焼きたい人はあっという間に真っ黒になれる。

激戦の爪痕。
映画『硫黄島からの手紙』で、硫黄島は旬の観光地かと思いきや、
現在も自衛隊の基地で、島民すら入れない有様。
しかし、父島の戦跡ツアーで十分なまなましく知ることができる。
私たちがお願いしたガイドさんは「板長」さんというベテラン。
彼の案内はハンパではなく、
高所恐怖症なら即死、普通の人でも数ミリ足がずれたら絶命
という絶景に立ちながら、戦争についての話を聞かせて貰える。
また、かなりハードな道無き道(+夜露で滑りやすい)を行くため、
足腰に自信がない・股を大きく開けない・ロープにぶら下れない
という人は、野鳥鑑賞トレッキングツアーか夜景ツアーなどに
格下げしておいたほうがいいw

小笠原は、さまざまな固有種が生き残っており、
植物や野鳥などに興味のある人にはとても面白い場所だが、
トゲトゲした草とかうねうねした幹というくらいの判断しかつかない
私のような人種には地味な島かも。
しかし、花粉症にも悩まされないし、気候も温暖だし、
体にはとても良さそうな島だよな〜〜〜

2007年05月05日(土)
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