 |
 |
■■■
■■
■ パクチーなんて食えるか
食べ物の好き嫌いは、子供の頃たくさんあった。 好きな飲み物はミルク。 ガンガン飲んだが、ガンガンお腹を壊したので、 ちっとも成長の足しにはならなかった!! (本人はコレラに罹ったと思ってトイレで泣いていた) 肉魔人で野菜や果物はダメ。 苺すらもその例外になることなく、練乳(やっぱミルクw)だけ欲しがった。 とは言っても、 絶対食べられないというわけではなく、どれも喜んでは食べなかった と言ったほうが正確かもしれない。 どれがダメという個別的な心当たりが無いからだ。
今思うと、食べ物の好き嫌いが多いというより、 一人前とされる量を食べることができなかったのだと思う。 「あまりに食べないので、肉なら食べるかと朝からトンカツ揚げてみた」 という母親の苦労談があるくらい、少食だった。 お腹が空かないのに食べさせられるから、すぐに飽きる。 飽きるから、美味しいという感情も湧かない。 美味しくないものを食べ続ければ、食べるという行為も飽きる。 で、ご馳走様と。
つまり、本当に食べることができない程の好き嫌いはなかった! のにもかかわらず、成人してから食べられないものができた。
パクチー (=中国パセリ、シャンツァイ、コリアンダーの葉)
である!!! 学名「Coriandrum sativum」の語源はギリシア語の「koris」+「Annon」。 和訳すると
カメムシ + アニス(セリ科の香草)
となる!
カメムシだよ? そんな臭いと言われる虫の名前を付けられてしまう草を 食べられるなんて、絶対おかしいって!! あの口に入れた時、他の食材を遥かに凌駕する不味ーい匂いというか味。 主役の味がわからなくなるほど主張しすぎる香草ってどうなのよ?
・・・正直、嘔吐剤として使えるんじゃないだろうか。 アジアン系の料理店にあまり行かないのは、 勿論このパクチーが怖くてである。 フォー(勿論パクチー抜き)なんて大好きだから、通いたいところなのに。 種であるコリアンダーは齧ってみても不味くないのに、 葉っぱはなんでこう不味いの!?
パクチー好きが集まる日本パクチー狂会というサイトにあった 「パクチー嫌いを克服する料理」 というコーナーを見て驚いた。 生のパクチーをペースト状にしてニンニクと塩と混ぜ、パンやご飯にかける というものなのだ。 何かのショック療法ですか・・・?!Σ(゚д゚lll)ガーン 好きな人の論理というものは恐ろしい・・・。 バジルソースの親戚のつもりなのだろう。 どー考えたって即死。 だって、まんまじゃーん!ヽ(´Д`;)ノ
一般的には好きな人が少ないようなパクチーだが、 なぜか周囲には「パクチー大好き♪」という人が多い。 共通点は、皆、大酒呑みであること。 パクチーだけが盛られたパクチーサラダなんか最高だという。 そういうサラダを出す店があるから、是非行こうと言う。
絶対イヤだ!!!
2006年11月18日(土)
|
|
 |