It offers a cup of wine at common days!
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 大停電!

今日は8月14日。
いつもなら、電車はとっても空いているはずである。
うまくすると座れちゃったりするかもしれない。
そんなことを楽しく想像しながら、歯を磨いていると、
リビングの明りが瞬いた。
「ん? 電球のどれかが切れるのかな?」
と、目を凝らしてどれだか探そうとした途端、
フッと灯りそのものが消えた。

この朝の忙しいのに、ブレーカー落ちちゃったの?
全然電力使ってないのにおかしいなと思いつつ、
ブレーカーを見に行く。
「あれ?」
ブレーカーは通常の位置にあった。
とりあえず、ガチャガチャ弄ってみるも、変化なし。
何がイケナイんだ?
首をひねっていると、外から人の声が聞こえてきた。
「停電? 停電よね!?」
近所の人たちが様子見に外に出てきていたらしい。
なーんだ、そうだったのか。
みんなのとこもおんなじだったのか。
良かった…

いや、待てよ?
朝食を作りかけの状態で停電したから、
復旧して通電したら、どうなる…?
確認するまでは、怖くて外出できない。

とりあえず、会社に行く準備だけ済ませ、電気の回復を待つ。
タイムリミットまで10分を切った時、ようやく灯りがついた。
猛スピードで各場所の点検に走る。
また、比較的新しい家電(DVD、電気釜、冷蔵庫)以外は
時計の自己復旧機能がないため、設定に走りまくる。
新しいのに買い換えたい…こんな時痛感した。

ギリギリで駅前に到着。
が、駅前はざわついて混雑していた。
「電力供給不足のため、発車できません!」
タクシーやバス待ち長い列。
地下の駐輪場へのエレベーターは稼動していたので、
とりあえず自転車を置きに行く。

状況確認のためにホームに行くと電車が止まっていたので、
ラッキーとばかりに中に入る。
電力確保のためか冷房が効いていない。
止まりっぱなしだったため、当然車内は混雑している。
もし、今日がお盆シーズンでなかったら、
今頃改札規制がかけられていただろう。
「ふー 暑い暑い」
文句のメールでも友人に入れようと携帯を見ると圏外に。
見ると、誰も携帯を弄っていない。
「。。。」
停電って携帯もなのか?
などと思っていると、ようやく1本2本程度立ったので
送信しようとすると、すぐに
「111エラー。接続できません」
ロードする間もほとんどなく、この111に何度もなる。
くそー どうなってんじゃ
ホームでは、アナウンスが連呼されている。
「JR、浅草線、京成各線も現在運転しておりません!」
これじゃ遅刻しても文句言えまいなっ ふっ( ´ー`)
諦めて、携帯ゲームをし始めようとするが、
暑くてヤル気も失せた。
「・・・」
みんなこんな環境で汗流してるんだろうか
送信ボタンをなんとくなく押していると、スッと1件送信できた。
と、新しいアナウンスが。
「振替輸送を致します!」
各線全て止まってるのに、どこへ振替てくれるんだよぅ?
車内の何人かはこのアナウンスで席を立った。
だか、ほとんどの人は動かない。
以前、振替輸送という言葉に従って大回りしたことがある。
しかし、途中のバス路線はめちゃ混みだし、
JRでは遅れていないので遅延証明書も貰えず
会社に到着するのに通常の4倍近い時間がかかってしまった。
他の人は皆とっくに到着しており、まるで立場ナシ。
復旧が1時間後にされても、振替されないほうが早いのだ。
ここは忍耐あるのみ。
どうしようかと迷う雰囲気は車内に色濃く残っていたが
冷房が回復した頃には、それもなくなっていた。

それから10数分後、発車するというアナウンスが!
振替に乗らないでやはり正解だった。
途中で一応遅れるとの電話を会社に掛けると、
まだ他の人もほとんど出てきていないとのことだった。

会社に到着すると、いつもの3/2程度の人しかいなかった。
「クレーンが電線ひっかけたんですって?」
暇ついでにメールで友人に原因を確認しておいたのだ。
「らしいねー! でもなんで1本切れただけで
こんな大事になっちゃうんだろー」
ほんとだよ。
危機意識が脆弱すぎるぞ、東京電力め!

それから30分後。
隣の部の部長がネクタイとかヘロヘロになりながら
転がるように現れた。
「どうした?! 原因はテロ?!」
なんか信憑性ありそうなタイムリー原因w
ラクチンお盆シーズン通勤が一転、地獄の通勤になったんだから
そのくらいの原因であってほしいかも?
いや、本当にそうだったらタイヘンなんだけどさ!

2006年08月14日(月)
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