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 絵画鑑賞

小学校から高校まで、図工・美術ともにずっと「3」
だった私には、
絵が描けるという人は、畏敬の存在である。
知り合いにそういう人がいるということは、
かなり誇らしいものである。
ということで、
個展のお知らせが届いたので、
何とか日程を調整してまでして、友人と鑑賞にでかけた。

「いや〜 よく来て下さいました(^^)
お菓子いかがですか? いっぱいもらっちゃって…」
個展に行くことばかりに頭がいっていて
お祝いのお花もお菓子も持ってくるのを失念していたこと
にようやく気付いた私は、赤面した。
「すっ すいません…\(;゜∇゜)/ヒヤアセモン☆
お祝い持ってくるの忘れました…_| ̄|○」
「いえいえ! ほんとにお菓子いっぱいもらっちゃったんで
食べてくださると助かるんですよ(^▽^)」
しかし、私たちのお腹は既に200%状態だったため、
缶コーヒーを頂くのがやっとだった(一層失礼)

1枚1枚ゆっくり眺める。
以前、見せていただいた時は、
もう少しロマンティックな風潮の作品が多いように
見受けられたのだが
(↑記憶違いかもしれないけど…)
今回は写真的かメッセージ的なものばかりになっていた。

私が一番好みだなぁと思った作品は
静かな青い空に
幽玄さを漂わせる真っ白なススキが群生している絵。
自宅の寝室に飾ったら、色がマッチして合うかもと思ったが、
全体的に寂寥感もある気がするのでダメだなと
1人内心で却下する(笑)
「これは、妻の実家の景色を見て、描いたもので…」
"妻"! いい響きだ。
"家内"とか"うちの奥さん"とか"女房"とか
所帯じみた言い方でないのがいい。
説明よりそんなところに耳がいく(笑)
「しかし、女性で、この絵がいいと言う人は珍しいですねぇ」
(=◇=;) ギクッ 男だとバレたのか?

絵にも癒しを求める私には、
メッセージ性の強い難解なものは、困惑するだけだ。
「ちょうちょ燃えてるよ…?」
「砂漠に2匹の蝶って何だろう? しかも風びうびう…」
「雷なのに、鳥が落ちついてるゾ…」

この絵は、直線引くのもたいへんなあのマウスを使って
CGで描かれたものなんですか?
それとも絵の具なんですか?
なんて
今更何を見に来たんだと思われるレベルの質問もできない。

作者の絵の講釈を聞くと、ようやく
「ほぇ〜そうなんだ〜 (・◇・)」
と感心できるレベルに鑑賞できた。
「作者の意図するところと違う風に感じて頂いていいんです」
美的感覚が豊かな彼はそう言うが、
凡人にはそういう感覚が欠如しているんだということに
思い当たっては貰えないんだろうなぁと卑屈に思う。

しかし、説明を聞いているうちに、
1枚の絵にストーリーが出来あがった。

3枚の羽根を残して、光に背を向けている鳥の絵。
世の中に背を向けて、それでいいんだとヒネクレてはいるが
まだ3枚分、現世への未練が残っている××さん。
××って誰のことかって?
それは…内緒w

2004年10月10日(日)
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