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 訃報でみんなが思ったこと

会社に朝着くなり、大騒ぎになっていた。
「今朝のニュース見た?」
「は? いえ…」
「情報システム部の××さん、事故で…!」

ネットで見てみると、
サルデーニャ島に旅行中の邦人の一家が
夜道を渡ろうとして、猛スピードで突っ込んできた車にはねられ
家族全員即死した
という事件が載っていた。
ご丁寧にも、シートが3つかかっている現場写真まである。

かの人の顔が浮かぶ。
情報システム部で、一番PCについて詳しい人で
唯一頼っていた人だった。
その性格の良さとシステム関係の知識のあることで
将来の情報システム部長の席は約束されたも同然の人だった。
奥さんは元会社の人で
(社内結婚の場合、女性側が辞めるのがわが社の慣習)
ちょっとぼんやりした感じのおとなしい人だった。
一粒種は、まだたったの3才だったという。
それにしても、あんなにいい人が、
道路に転がるただの塊に成り果ててしまったのかと思うと
悲しすぎた。
ちなみに、
彼そっくりの兄も、以前昔わが社にいたが
こっちは幹部候補生で
それをひけらかすようなエリート風を吹かすイヤな奴だったらしい。
しかも何年も前に、こんなヤバイ会社いられるかと?辞めてしまった。

会社では、みんなヒソヒソこの事件の話ばかりしている。

「いい人の方が早死しちゃうんだよねぇ…」
「だよね!!」
いや、そういう問題ではなくて…

「社宅に住んでたよね!
お葬式は××かなぁ」
「喪服やばー クリーニング出しちゃった」
いや、そういう問題でもなくて…

「今年のボーナスで
よく家族全員でイタリア旅行なんかできたよね」
「残業多いからねぇ、あの部…」
いや、そういう論点ではなくて…

「システムで唯一頼りになる人だったのに!!
仕事どうなっちゃうの?!」
それだよ!それ!

じゃなくて…

ご冥福お祈り致します_(_ _)_

2003年09月04日(木)
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