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■ 訃報でみんなが思ったこと
会社に朝着くなり、大騒ぎになっていた。 「今朝のニュース見た?」 「は? いえ…」 「情報システム部の××さん、事故で…!」
ネットで見てみると、 サルデーニャ島に旅行中の邦人の一家が 夜道を渡ろうとして、猛スピードで突っ込んできた車にはねられ 家族全員即死した という事件が載っていた。 ご丁寧にも、シートが3つかかっている現場写真まである。
かの人の顔が浮かぶ。 情報システム部で、一番PCについて詳しい人で 唯一頼っていた人だった。 その性格の良さとシステム関係の知識のあることで 将来の情報システム部長の席は約束されたも同然の人だった。 奥さんは元会社の人で (社内結婚の場合、女性側が辞めるのがわが社の慣習) ちょっとぼんやりした感じのおとなしい人だった。 一粒種は、まだたったの3才だったという。 それにしても、あんなにいい人が、 道路に転がるただの塊に成り果ててしまったのかと思うと 悲しすぎた。 ちなみに、 彼そっくりの兄も、以前昔わが社にいたが こっちは幹部候補生で それをひけらかすようなエリート風を吹かすイヤな奴だったらしい。 しかも何年も前に、こんなヤバイ会社いられるかと?辞めてしまった。
会社では、みんなヒソヒソこの事件の話ばかりしている。
「いい人の方が早死しちゃうんだよねぇ…」 「だよね!!」 いや、そういう問題ではなくて…
「社宅に住んでたよね! お葬式は××かなぁ」 「喪服やばー クリーニング出しちゃった」 いや、そういう問題でもなくて…
「今年のボーナスで よく家族全員でイタリア旅行なんかできたよね」 「残業多いからねぇ、あの部…」 いや、そういう論点ではなくて…
「システムで唯一頼りになる人だったのに!! 仕事どうなっちゃうの?!」 それだよ!それ!
じゃなくて…
ご冥福お祈り致します_(_ _)_
2003年09月04日(木)
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