It offers a cup of wine at common days!
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 丸の内線で見たもの

22時49分
私は、丸の内線淡路町駅のホームに駆け込んだ。
そこへ聞いたこともない「ビー」という低い大音量が響き渡った。
「お客様にご連絡申し上げます。
東京駅で45分頃死傷事故が発生致しました。
丸の内線は全線不通となります。
皆様には、たいへんご迷惑を…」
私が目指しているのも、東京駅なのだった。
誰だよ! こんな時間に死んだのは!
こっちは急いでいるんだぞ!!(怒)
怒りに満ちている暇もなく、
大慌てで、千代田線に乗り換え!乗り換え!

22時55分
私は、次の大手町駅で降りて、東京駅方面に向かって歩いていた。
歩きながら、家族に電話。
「ばっかだねぇ
千代田なら二重橋からのが近いのに!(笑)」
確かに、地下から上がって、横断歩道を渡ったところに
二重橋前駅の入り口があったりした…ヽ(´Д`;)ノアゥア...
三田線か、大手町→(徒歩)→東京駅は

23時00分
オバチャンがたった一人で
人気のまるでない丸の内の暗いオフィス街を、
我が物顔で闊歩していた。
タクシーのオジチャンたちに、物珍しげにジロジロ見られる。

23時05分
無事、私は東京中央郵便局に到着した!
最早0時までに提出すれば、その日の消印になると覚えてしまったので
それ以上早くは出せない体質になっていたのだ…
会社を休んでまでして書いた大事なレポートに
ポン!と景気良くスタンプ音を響かせてもらう。
「うっしー(  ̄ー ̄) 完璧♪」
意気揚揚と、外へ出る。

23時10分
地下入り口に担架が放置してあり、
周囲には消防署の車がたくさん停まっているのに
イヤな予感がしつつも、私は駅へと降りていった。
そして、案の定ご対面してしまったのだった…

担架の上から頭半分が出ている
振り乱れた髪
でも、べったりしている
咄嗟にポマード系の中年のオジサンだと思ったのだが、
今考えてみれば、あれは血でべったりしていたのかもしれない
担架の反対側からは、黒の革靴がはみ出していた
やっぱりオジサンだな
被せてあるシートは、やけに薄く
あの下に、
担架の両側からはみ出すほどの身長のある人の体がある
とは、とても思えなかった

というか、
大きい担架の両側からはみ出すほどの身長っていくつよ?!
まさか、あの真ん中は…(寒)
(((( ;゜Д゜)))ガクガクブルブル

23時15分
私は、担架の脇をすり抜け、丸の内線東京駅に到着していた。
「まだ全線不通です。
復旧の見込みは、わかりません!!」
夜も遅いので、乗れないとマズイので
みんな大揉めしていた。

23時20分
私は、騒動を避け、千代田線二重橋前駅に到着した。
あともう一人しかいないホームで
全然来やしない電車を待っていると
「全線不通となっておりました丸の内線は、
15分に全線復旧、正常運転に戻りました」
とのアナウンスが静かに流れた。
ばかやろー 復旧してたんじゃないかよ!!

23時39分
私は、ようやく新宿線小川町駅にやってきた電車に乗って
帰宅の途についた。

0時5分
私は、自宅でウーロン茶をがぶがぶ飲んでいた。
「事故なかったら、1時間は早く帰れたのに!
いっぱい歩いたし! o(`ω´*)oプンスカプンスカ!!」
「早く書き上げれば良かったじゃん」
うっ…!

2003年09月02日(火)
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