It offers a cup of wine at common days!
x0000



 マニュアル

課内の正社員のみを集めての業務マニュアル策定会議に出席した。
各業務プロセスのマニュアル作成担当をそれぞれに割り振った後、
ぞうさんが言った。
「課長〜、一番お楽しみは決めないんですかぁ〜」
「おぉ♪ そうだったw」
何が一番のお楽しみなんだろう?
更に重くて面倒な仕事でもさせるのかと、身構えていると、
課長が言った。
「来週、××(私)さんの歓迎会を遅まきながら開きたいと思います〜!
日にちを決めよう♪」

異動してくる前にも、この話をもらったのだが、その時は
「皆さんの大切なアフター5を私の事などで潰していただくのは
あまりにも悪いですし・・・」
と、逃げようとしたところ、
「いや、その日は送別会もするんだよ!
だから、あなたのためだけってわけじゃないんだ」
と課長。
なんてしつこいんだと腹の中で舌打ちしながら、
絶対の殺し文句を使う。
「家族の容態が思わしくないので」
家族が末期癌ということは、会社にも報告してあり、
手術直後というのは直属の管理職には伝わっているはずだから
これでぺしゃんこだった(笑)

ところが、またぞろ、歓迎会など言い出すとは!
抵抗して口を開きかけようとする私の前に、課長は言った。
「これは、うちの課のマニュアルで決められていることだから!」
そんなマニュアルより、業務フローのを先に作れ!!
「遠慮してもダメだから!」
ちっ!・・・バレてたか(当たり前)
「んで、××さんは飲むほう?」
呑んべの友達と行くと際限なくせます いえ、全然・・・」
「んじゃ、歌う方?」
常に新曲暖めてます いえ、そういうのは・・・」
「じゃ! 食べるほうだね!!」
美味しいものならね! えっ・・・」
「決定〜」
有無を言わさず、課長は食べる中心の歓迎会に決めたようだった。
「幹事は××くんと俺ね!」
かなりウキウキとした声である。
人をダシに使って、飲み会を開こうというのが見え見えだ。
その後、日程の調整にかかったが、
出張しての会議などが目白押しで、みんなうまく折り合いがつかない。
「じゃあ、××日は・・・?」
「ダメですよー、その日課長が、××会議入ってるじゃないですかぁ」
「んー・・・
終わったら、急いで帰れば間に合うだろう!
いいや! 途中抜けちゃえ!!」
こんなに飲み会に熱意のあるっていう
古いタイプの課長は久しぶりだ。
案の定、
デスクに戻ると、早速、仕事そっちのけで
課長自らが中華屋へ電話をかけ、詳細を打ち合わせていた。
あぁ いやだいやだいやだいやだ・・・

2002年10月07日(月)
初日 最新 目次 MAIL HOME



My追加

日記才人日記リンク日記の森