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■ 待ち人来たらず
ディプスでの話。 「23時に××に集合!」 前回もそう言って、1時間近くも遅刻したギルドのマスター。 今回はどうかな? 都合で5分ほど遅れた私のところに、メールが来ていたので 見てみると、 「人が多いので、集合場所を××の左上の方にしました!よろしく!」 という内容。 当然ギルマスからかと思いきや、別のギルドメンバーからだった。 到着してみると、やはりギルマスはいない。 今ギルドを束ねているのは、先ほどメールをくれた人物らしかった。 古参メンバーが、私の登場を見るやいなや、口々に告げる。 「また来ない〜」 「ギルマスいないですー」 不満紛々の声に 「私が寝不足のギルマスを日中誘っちゃったからイケナイんですっっ」 自責の念にかられる入ったばかりの新人メンバー。 「いつものことだから、気にしなくていいですよw」 とフォローしてみる。 「いつもなんですか?!」 ギルマスにみんなに紹介されるつもりで来て 今まで紹介してくれる人もなく、大人しく隅っこに座っていた 別の新人さんが、驚いた声を上げた。 「そうそう!」 メンバー随一の皮肉屋さんが、それを肯定する。 言い方を失敗したと思ったが、もう後の祭りだった。 「ギルメンじゃないけど、暇ならって誘われて来たんだけど・・・ ギルマスいないんじゃ意味ないじゃん・・・」 勧誘される腹積もりで来たはずの人も当てが外れたように言う。 どう考えても雰囲気が良くない。 苦し紛れに、 ギルマスを誰かがリアルに起こしに行くべきだ というふざけたアイデアを出してみたが、 みんなどこに住んでる?とかお国自慢の話に流して時間を潰しても、 流石に1時間程度しかもたなかった。 「また意味のない集会になってますね」 とは、先ほどのリーダーシップを発揮した人。 「いつものこと!」 とは、皮肉屋さん。 だんだん雰囲気が切羽詰ってきた。 「起こすべきでしょうか?」 こうなったら、携帯でも鳴らして、強制的に呼び出すしかない。 「いいえw 起こすことはないですよw って・・・これ前回も言いましたね、ハハハ」 と仮リーダー。 「でも、毎回ではさすがに・・・」 私が言うと、 なんとギルドの中で唯一ギルマスの引きで入ってきた男の人も 「そうですね。毎回では困ります」 と肯定したではないか! 他のメンバーは私繋がりがほとんどなので、あとでフォローもできるが この人が離反してしまうのはマズイ。 もう後はないと思って、携帯に連絡した。 それを知らずか知ってか、前後するように現れたギルマス。 「今日の会議の主旨はなんですか〜」 と、先ほどまでまとめ役をしていた人が尋ねた。 「えっと・・・今日は初めての人との顔合わせのつもりで〜」 「それなら、もうたっぷり済ませました」 と、皮肉屋さん。 確かに、紹介もないままだが、1時間ばかり交流していて、 とりあえず、ギルメン同士の交流は成った。 「何か折角みんな集まったんだから イベントの企画とかは何かないですか?」 と、仮リーダー。 「・・・いや・・・そういうのは、何も考えてなかった・・・(汗)」 「私に1つ考えがあるんですが このメンバーを2組に分けて、宝箱を開けるツアーを開催しませんか? 思いつきなんで、何なんですが・・・(照)」 よほど、代行ギルマスのほうが本物のギルマスより、 企画力もリーダーシップもあることが如実になってしまう。 一人危機感を覚える私。 そこへまた仮リーダーが提案する。 「ただ適当に分けるのではなくて、 メンバーの強さを加味して、グループ分けした方がいいですね」 アイデアを出せる力とテキパキとした指導力。 言われるがままに、具体的に人を分けるのはギルマスであっても、 それすら手際が非常に悪い。 仮リーダーのサポートがあまりに適切で鮮やか過ぎるのは、 果たしてギルマスのフォロー役なんですというスタンスとして みんなの目に正しく映るだろうか? 新人さんには、仮リーダーばかりが信頼性のある人に見えはしまいか。 そもそも 仮リーダーすらが ギルマスをギルマスとして評価も認知もしていないから にこやかに寝てるならそのままでいいと言ったのではないだろうか? 今こそ、ギルマス自身の真価が問われている時だ! 疑心暗鬼になっているみんなをまとめなきゃ! なぜか、ギルマスの代わりに(?)焦燥感に狩られる私。 ギルマスは、まさか私を同じパーティにはしまいだろうから もうひとつの仮リーダーの率いるパーティの方でフォローしまくろう。 元々が人に頼られるのが好きな優しい人なのだ。 ギルマス自らが率いるパーティは、 一緒に冒険することで、きっと見直すだろう! ・・・と、一人勝手に頭の中で考えたものの・・・ 出来上がったパーティは、 ギルマスと新人さんと皮肉屋さんと私。 仮リーダーと新人さんと集会に誘われた人とギルマスシンパさん。 この2チームになっていた。 もう最悪である。 レベルと職種を考えて分けるのもいいが、 事態の収拾をつけようという配慮で、 その人員を入替することもできたはずだろうに・・・ 2回も遅刻してきたことに対するフォローを なるべく面識の薄いメンバーを中心にしようという気は ないのだろうか? これでは、もう一方の仮リーダーが謀反気があったら ギルドは、おしまいである。 心の中で 「あほぎるますー ばかー ばかー」 と毒づきながら、冒険に出発する。 旅の途中、ギルマスがぽつんと言った。 「おいらって、やっぱりギルマスに向いてないって気がしてきた・・・」 「!!」 びっくりする新人さん。 皮肉屋さんと私は、 ギルマスのそういう性格をわかっているからいいもの 入った途端にギルマスからのこんなセリフでは、 新人さんはさぞかし驚いたことだろう。 「またまたw ××さん(新人さん)がびっくりしてますよ〜?」 そうフォローしつつも、心の中は荒れまくる。 ギルマスのバカっっ!! もう勝手にしろ!! こんなギルド、もうどうなってもいいやいっ!
2002年08月04日(日)
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