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■ カラオケバーのおやぢたち
カラオケバーなんて行きたくない。 カラオケに行くなら、 知っている人とカラオケルームで、ワイワイやるのが好きだ。
ということで・・・ 今日は厭々ながらもお付き合いということで、 場末のカラオケバーへやってきた( ̄. ̄) ぐすん
完全に出来上がってしまっている36〜37歳くらいのおじさんが 帰ると言っている周囲にバイバイと一人明るく手を振って、 ニコニコして、こちらにお辞儀をする。 「歌っちゃいまぁす♪」 何が楽しいのか、本当に幸せそうなニコニコ顔で 「あんたが二番 おいらが一番っっ」 とか歌い出す。 笑みにあんまりに邪気がないので、 微笑ましさに、こちらもつられそうだった。 会社の宴会に一人はああいう人が必要だなと思う。
で、私のいるテーブルの番になる。 リズムか音程のどちらかがとち狂っている歌を聴かされる。 最高にダルい。 カラオケに声ノリしてうますぎるおやぢのイヤラシイ声も たまらなく寒い。 早く時間が過ぎないかなと祈る私一人であった・・・
そんな中、団体さんがワーッと入ってきた。 コンパニオンを五人も抱えてのご入場である。 もうすっかり出来上がっているようで、 そんなにうるさくなかったバーの雰囲気が、 一気に騒がしくなった。 温泉の浴衣を絡げて、曲に合わせて(?)阿波踊りするヤツ コンパニオンとキスしようと執拗に迫るヤツ コンパニオンの尻を撫でながらチークダンスするヤツ どこをとっても、おやぢパワーが炸裂していた。 これを写真にとって、奥様方に配布したら さぞかし面白いことになるだろうと思わずにはいられなかった(笑)
傑作だったのが、 私たちから一番近い席の ヨレヨレの浴衣が肌けている、お腹がぽっこり出たハゲおやぢ。 隣には、年の頃40歳弱の痩せた色白メガネくんが座っていた。 で、その色白メガネくんも相当出来上がっていて、 浴衣も前が肌けかけているくらいだった。 最初は並んで座っていたのに、 だんだん色白くんが、ハゲおやぢに寄り添いかかるようになっていき しまいには、浴衣の裾に手を入れて胸を摩り始めた。 「!・・・」 ハゲおやぢもイヤだったのか、ふいに席を立って、 別のテーブルとテーブルの間の 狭く両脇の空いていない席に逃げ込んだ。 と、 色白くんもそれを追いかけるために、 グラスを持ってその場へ行った。 が、当然、彼の座れるような空きスペースはない。 すると、なんと、彼は ハゲおやぢの胸に、そのままダイブしたのであった! 「・・・!」 ガシャーン! 飛び散る酒。 飛び散るおつまみ。 転がるグラス。 びしょぬれで、呆然と色白くんを抱きかかえるハゲおやぢ。 バーは大騒動になった。
その時、ちょうど トイレに行っていたニコニコくんが戻ってきて 私たちに尋ねた。 「なんで、あの2人、裸なんですか? (・m・ )クスッ」 色白くんは、ベロンベロンの浴衣を脱ぐのを恥らっており ハゲおやぢは、パンツいっちょになっていたところだった。 ビショビショになった2人の浴衣を、 コンパニオンたちが脱がせて、別の浴衣に着替えさせていたのだ。 「あっちも楽しそうですネ♪ ぼくたちも頑張って歌っちゃいましょう〜」 ニコニコくんは、なぜか「ぼくたち」になって 歌い始めたのであった。
こうして、魑魅魍魎の夜は更けた。
2002年06月15日(土)
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