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■ キミの笑顔がスキなんだ
部内の親睦会。 飲み好き好き親父の年齢になるには、ちと早い構成のわが本部は そう滅多にやらない。 異動が大幅にあった時だけやるといった感じなので、 年に1度か2度行えばいいと程度である。 なので、ほとんどクチを聞いたこともないという人がいるほど 遠い人もいる(笑)
そんなある日、 特別異動があって何人かが入れ替わることになり、 親睦会が開かれた。 女の子の履くミュールというのは、 ただでさえ遅い足を更に遅くするというステキな効果があって 集団で一緒に宴席へ向かったのに、 女の子だけは大きく遅れて到着した。 当然、席はほとんど埋まっていて、 これ幸いと、 私は簡単にそっと消えられるような入り口近くに座る(笑) 右隣は、最高齢の紳士なおじいちゃん。 左隣は、座れるスペースがない。 これは天国だ らっき♪ ・・・と、思ったところへ、奥の方に座っていた課長が一人 皆を掻き分け、ぐいぐい外に出ようとする。 みんな、なんだ?なんだ?と狭い中、身を捻って彼を通すと、 なんと彼は 一人分のスペースもない私の左隣にぐいぐいお尻を入れて 陣取りなおしたのだった。 「オレ、ここ♪」
本部長や異動となった人の挨拶が終わると 宴会が始まったが、左側から感じるイヤ〜なオーラを感じた・・・ 一度も今まで会話したこともない課長だ。 とりあえず、ビールだけ注いで、あとはほっとこう 営業スマイルを浮かべ、ビールを注ぐ。 「オレさぁ・・・キミの笑顔が好きなんだよねっ」 「・・・ハイ?」 「いっつも、パソコンに向かって怖い顔してるじゃん でもさ、笑うとすっごくかわいいんだよね♪」 私は、あなたに笑いかけたことなんざないが・・・ 「あ・・はは・・・」 別のテーブルにいた男の人たちが、そこへ顔を突っ込んでくる。 「何? 何? どしたんスか?(ニヤニヤ)」 すると、その課長は全く悪びれずに、みんなにも言う。 「オレ、××さんの笑顔好きなんだ お前達知らないかも知れないけど、笑うとすっごくかわいいんだゼ」 「おぉ〜」 みんなの注視が痛い。 「は・・は・・は・・」 それから、堂々と口説く、口説く 周囲は、呆れて、だんだんそこから離れていく。 「女の子の気を惹くためのアイテムも持ってるんだよーん」 と、葉巻を出してきたり 「オレのも、みんな食べて♪」 とか言って、自分は水割りだけで、ニコニコこっち向いてたり 本人は、非常に楽しげだ。 「オレさぁ、女の子に追いかけられたりするベタベタしたのは もうイヤなんだ このトシになると、爽やかに大人に付き合いたいよね〜」 後腐れのない何とかフレンドというターゲットですか? 私? 別に私の方は、そんなもん欲しかないですよ? 名立たる遊び人とは聞いてはいたが・・・奥さんかわいそぉ
ひどく疲れる時間。 入り口を塞がれ、逃げ場もない。 反対側の最高齢のおじいちゃんは、 ただ静かにニコニコとしているだけで とても助け舟なんか出すような機微に富んでいるとは思えない。 それでも、なんとか親睦会は、無事終会を迎え、 二次会の話になった。 派遣で来ている女性が、実は銀座のクラブのママで その店に行こうという話。 「オレは、××(私の名前)ママのがいいな♪」 ひぃぃぃ〜 たぢげでぇ〜〜 私はとるものとりあえず、 その粘りつくような視線から這って逃げたのであった・・・!
教訓:年寄りには年寄りが寄ってくる。油断はならない
2002年06月03日(月)
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