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■ 『アザーズ』観たぞ
怖いもの好きな友人が推薦してきたこの映画。 早速観にいくと、 公開して日数が経つというのに、 一番前の席まで埋まる盛況ぶりだった。
友人は言っていた。 「どんでん返しが面白いよ! やられた!と思ったね!」 この言葉がなかったら、 ホラーなんて名のつくものは観にいかなかったろう。 ただ単に人を怖がらせようとするだけの映画 というものは、好きではない。 推理的要素や計算されたストーリーがあってこそのものだと思っている。 まぁ、エンターテイメントの1つに対してこの意見というのは 硬直しすぎていて賛同してくれる人は少ないだろうが(笑)
映画は、 途中まで、つまらないホラーものの雰囲気で進んだ。 遠くのおじさんの大あくびが聞こえてくる始末(笑) しかし、ニコール・キッドマンは綺麗だった。 1940年代のスタイルが、ぴったりとハマっている。 この彼女を観賞するための映画か?と思えたくらい(笑) そうは言いつつも、映画は、進んでいくうちに謎を孕んでくる。 1.なぜ、前の使用人は、ある日を境に全員いなくなってしまったのか? 2.「ある日」に起こった出来事とは何か? 3.新しく来た使用人達の隠していることは何か? 4.使用人の一人の口の聞けない理由とは何か? 5.娘がいると言っている謎の住人の正体は? 娘がいるいると騒いでいるお化けのようなモノ。 これがいつバッと画面に出てくるか それと子供達のアレルギーがいつ醜く発症してしまうか で、みんなドキドキする。 主人公のニコール・キッドマンがお化けを探し回るが、 全く姿が見えない。 息遣いやピアノの音、ドアの開閉だけ。 いかにも出てきそうなシチュエーションである。 気丈夫ではあるが、か弱い女の分際で、 そんなバケモノに銃一丁で立ち向かえることができるのか? そんな緊迫感が、この映画を常に支配する。 そうして、最後にソレを追い詰めた彼女の見たもの。
可哀想だよなぁ〜 ←私の感想(笑)
ここからは、完璧ネタばれ。 (これから観ようと思っている方は、絶対読んではいけません!)
使用人たちが、幽霊ではないかとは思ってはいて、 それは当たり過ぎてつまらなかったが、 これが、 本当のどんでん返しを見抜かせないためのミスリードだったとは! やられた!(笑) 『シックスセンス』が好きだというのに、 この辺りを全く思いつかずに単純な話だと安心していた自分が、 いかにホラーを舐めているかを思い知らされた映画だった。 しかし、未だによくわからないのだが、 あの唐突な夫の出現と失踪は何?(笑) それと、彼女が無理心中した原因は、夫の死なの?
何はともあれ、面白かった。 但し、ラストのどんでん返しがなかったら、単調すぎて、全く×(笑)
お勧め度 ☆☆☆☆
2002年05月05日(日)
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