| 2011年06月02日(木) |
感想というか。+追記 |
■いい加減に 頭の中でエア日記書く癖はどうにかした方がいいと思いました(作文) 誕生日だったり友人と出かけたり麻耶さんの新刊読んだりしていました、棠甘です。
そうです麻耶先生の新刊 【メルカトルかく語りき】 読みました。 安心の麻耶クオリティ、と言いますかメルクオリティ…人への薦めづらさには定評があります。 麻耶さんの話ははっきり好き嫌いが分かれるので。 好きな人は好きだけど、嫌いな人は蛇蝎の如く嫌うという(笑) でもメルの短編集は比較的読みやすいんじゃなかろうかと思います。 やっぱり薦められないのですが(笑) 【メルカトルと美袋のための殺人】より文章がライトな感じになっていた気はします。 読みやす、い…?というかなんとなくラノベっぽい?? 友人がホント麻耶さん苦手っていうかメルっていうか美袋君というか香月が嫌いでww 私が新刊♪メルメルってうきうきする横で微妙な表情を浮かべてましたw とは言え麻耶さん好きの私も、【貴族探偵】 はダメだったなぁ…。 話がどうこうじゃなくてどうしてもやんごとなき御方が好きになれなかった。なんでか、どうしても。合わないとしか言いようがない。ので気持ちは分かる。 久々に見たメルはやっぱり最高に最低でした(褒め言葉?) それと同じくらい、もしくはそれ以上に美袋君も最低なのかもしれぬ…。 美袋君は偽善者といえば偽善者なんですよね。 メルを否定しといて結局最後は仕方ない、どうしようもないで諦めるので。 が、自分が美袋君と同じ立場に追い込まれたとしてメルに立ち向かえるかというとNOと言わざるを得ない。本当に、美袋君はなんでメルと友達続けてるのだろう。 何だかんだ言って、気が合っているんじゃなかろうかという気もする。 割れ鍋に綴じ蓋、みたいな感じで。 と収録されてた書き下ろしの 『密室荘』 を読んで思いました。 全くの他人、に対してよりは美袋君に甘いのかなー…いや、どうだ。 気に入られてはいると思うけども。でなかったら早々に切り捨てるだろうメルは。 しかし永年の友人を失いたくないとかそんな言葉は到底素直に信じられない(ガクガク) ある種のミステリ好きは激怒するんじゃないかなと思います今回の本。 最後の二作はちょっとぽかーんとなった。 流石の突き放し具合。実験作でもあるのでしょうか? でも麻耶先生がミステリーを、推理小説を好きだっていうのは分かる。こだわりが職人。 探偵が分かってさえいればいいというようなことを昔何かのインタビューで言っていらっしゃったので、これも説明無いんだろうなあああ。 【痾】 をパラ読みしていてふと、メルの中身が烏有さんじゃなかろうかと思った瞬間ぞっとしました。いやいやいやいや…それはない。ないない; やーでも 【翼ある闇】 となんか……んん??読み返してみるかなー…。 誰かの解説とか考察読みたい。
興味のない方には全く面白く無い話をぐだぐだ長々とすみません; 久々のメル新刊だったので許してください…!! ああ未だに単行本未収録の短編、はいつになったら読めるのですか。 そういえば、Illustにかつくら投稿用(投函済)のハガキ絵UPしました。 メル新刊は締切り当日に買ったので、相変わらずの中国史ですが。 中国歴史ものばっかり出すのもなんだかなぁ視界狭い人みたいだなぁとか。 もごもご思ってたんですが、もう好きなもの描けばいいじゃない!と。 一周して戻ってきたというよりその場でぐるぐる足踏みした挙句一回転。 【湖底の城】の孫てんてーとゴッショさんを描く。それで満足だ。
■追記。 感想を読み漁ってみたら思いの外 「メル様ひゃっほう!」 な方が多くてびっくりしました。 総合すると、 ・銘探偵メルカトル鮎だから仕方ない ・メルは不可謬で無謬だから仕方ない ・ミステリ界の不憫・美袋 ―――でした。 ネタバレあらすじは身も蓋も無い書き方の方が多かったです。 確かにそうなんだがもっと他に書き方…ないな!という事実に吹いた。 メル好きじゃなかったら本投げるよね。 ファンからするとメル様きたああああああうわあああ美袋君!! でも昔ほど毒が無いというか明るい気すらする。麻耶さんが楽しんでるから? 【隻眼の少女】から入った人は大丈夫なんだろうか。 …や、あれを受け入れられるんなら大丈夫…か? というか麻耶さんが本出しすぎで心配だ、大丈夫なのか?!
感想は多かったですが裏読み深読みは見つけられなかったなー…。
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