| 2005年07月29日(金) |
ま…麻耶せんせー!!(叫) |
■そんな! 玉竜旗の決勝を見逃した棠甘です、こんばんは。 あ、ああ…テレビ点けたら主将と中堅が戦っ……何でだ…(がくっ) それもこれも『神様ゲーム』を読んでいたせいで…いえ、私が忘れていただけです;
そんなわけで『神様ゲーム』読み終わりました。 ものすごく麻耶先生でした。 日本語としておかしいですが、そうとしか言えない…。 これ児童書で良いのか、なあ(苦笑)
ネタばれなので、反転。
結局どう、なんでしょう…。 何となく、立場は全然違うけれど主人公と烏有さんを重ねてみたり。 全てを知っている人(神様)がいるということで、烏有さんのように安心すべきなんでしょうか。
主人公の言『神様は間違えないということ(中略)そこにはただ真実のみがあるはずだ。』 他の話では神様の代わりに探偵が入るのでしょうか。 探偵が間違っている場合もありますけれど、結局は解決される。 でも麻耶先生の作品って一人は神様的な、全てのからくりを知っている人がいる気がします。 『夏と冬の奏鳴曲』 も 「え?あれはどうだったの?」 というものが残っていますが、メルには解っていたから烏有さんにすればそれで問題は無かったのかもしれない。
結局誰か解っている人がいればそれでいいか、と思うしかないのかなぁ。 実際に解ってなくても成り立っている事って、現実にはそれこそ沢山ありますよね。
真面目な話は置いておいて。 鈴木君がメルだったら…とか思いましたが外見が違う上に神様でした。 比較的 「だまされた!」 感はなかった、かな? でも最後のお母さんでひっくり返されました…あーもう最後まで気を抜いちゃダメなんだってば…!児童書な内容かどうかはともかく麻耶先生ではありました。独特の読後感。 名前や性別にトリックがあるかもしれない、とか見当違いのところに過敏になっていたり;
主人公が香月実朝、だったら親子問題とか当てはまったかもしれない…とか思ってしま、略。 あ、目次が死を中心に左右対称だ…うわ…。
麻耶先生は麻耶先生以外の何者でもないのだなぁ…と実感した一冊でした。
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