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 敗戦から学ぶこと

市大会団体戦。
いつものストレッチを学校で。
緊張感の中でもリラックスできるのはいい。
「いつものように今日のベストを尽くそう」
と言えるのは,
ここまで本気で積み重ねてきたコーチ・生徒達のお陰。
車で北部体育館へ。

ところが,予選リーグではいつもの勢いが見えない。
負ければ終わりという緊張感が体を縛るのは,致し方ないか。
最も気になるのは,間合いを詰められないこと。
男女とも,攻める気持ち,思い切りが見えないまま。
リーグ戦後半で,ようやく僅かな光が見え出す。

決勝トーナメント。
応援で注意を受け,全体的に勢いが出ない。
試合に対して,油断していた点を突かれた感じ。
真摯であると自負していただけにショックは大きい。
さらに2年生の思い切りがもう一つ。
女子は,それでも準決勝を競り合いで勝ち抜くが,
男子は先鋒を落し苦戦。
次鋒・中堅が攻めきれず引き分け・・・痛い。
副将に起用した生徒は,目の覚めるような面で勝利。
追いついたのもつかの間,
勝負の懸かった大将戦でまさかの敗退。
ダブルエースを抱えながら,
大将としてきちんと育てて来なかった自分のミス。

気落ちする生徒を励まして3位決定戦へ。
相手も気落ちしているが,ギリギリの勝負。
負ければここで終わり。
先鋒次鋒と一気に攻め込むが,簡単には勝てない。
勝負の懸かった場面で,
自分の力を発揮できる生徒もいれば,崩れていく生徒も。
ここまで来れば,それを責めることもできない。
副将が活躍して,何とか切り抜ける。

女子決勝戦。
先鋒がなんとか引き分け。
次鋒,中堅がまさかの敗退で一気に土俵際。
副将の3年生がギリギリのところを勝利し,
一本差で大将戦へ。
これまで何度も苦杯してきた相手。
勝負所で小手へ出るところを上から面でつぶされる。
完全に勢いの差。
先週の負けから,絶対に逃げない気持ちを磨いたのだろう。
勝負への執念がまだまだ足りない自分を痛感。
最後の夏,誰だって負けたくない。

学校へ戻って欠けているものをコーチと確認。

敗戦から,学ぶこと。
攻める勢い,2年生の心構え。
中でも一番欠けていたのは,仲間を信じる心。
信じて待つかどうかで,最後の勝負に賭ける心意気が違う。
これだけ頑張る生徒達を,最後に勝たせられなかったのは,
昨年同様,自分の甘さか。
失ったものはあまりに大きいが,俯いている場合ではない。
前を向いて行こう。






2006年07月22日(土) 頂点を目指す
2005年07月22日(金) 夏休み前日
2004年07月22日(木) 達成感のある授業


2007年07月22日(日)
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