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re-invention



 どの生徒も伸びる

ここへ来てまた花粉症気味。
朝の昇降口清掃は快調。
登校時刻が遅くなっている生徒が増えているのは気になるところ。

今年は立場が変わって,今までとはまた違った感覚で
生徒達と接するようになってきた。
どの生徒にとっても,学校が居心地のよい場所であるのは難しい。
しかし,全ての生徒が学び育つ(伸びる)場所であるために,
できることを考えていかなければと感じている。

授業は4時間とも別の内容。クラスにより時間差がある。
正負の数の和の36マス計算では,速い生徒は40秒でできるが,
遅い生徒は5分近くかかる。
この差を待つのは大変だが,待てるように努めていこうと思う。
やればできるという感覚,努力すれば自分の力を伸ばせる感覚を
全ての生徒に持たせたい。
これまでの自分は,心のどこかで
「できない生徒がいるのは仕方がない」と考えていたのかもしれない。
たとえできない生徒でも,自分の力を伸ばせる喜びを
味わわせてあげたい。
指導者があきらめていては,できるものもできない。

放課後,校外でのトラブルに出動。
大きなことはなく安心。

卒業生が来て,高校での数学に苦戦しているとの話をしていく。
「あきらめてはダメだ」という言葉が上手く伝わらない。
自分もかつてはぶつかった壁。
乗り越えたからわかることだが,今の彼らに理解するのは難しい。
とはいえ,あれだけ輝いていた奴らのほとんどが挫折していく
高校の数学教育は,どう考えても間違っている。
できない生徒がいることに慣れてしまっているのか。
これでいいのかとどうして思わないのか。
自分も同じだったのかもしれないと反省しつつ。

2004年05月11日(火) 人との出逢いで人は変わる


2005年05月11日(水)
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