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re-invention



 出番の多い一日

市教研算数数学部夏季研修会
早朝,昨日のアイディアをまとめ,まずは学校へ。
今日の資料を印刷。ボールや黒板などを車に詰め込む。
M先生が心配して駆けつけてくださり有難い。
今日は小学校の方も多いので,教科書を印刷。
ついでに物体の落下運動に関する理科の教科書も印刷し
なんとか教育センターへ。

午前中は両角先生の講演。
導入は「義務教育6・3制の見直し」の新聞記事から。
このところ,いろんなことを変革して現場を振り回しているけれど,
そうするといいことがあるという確信があるのか?
信念があって改革するのならいいけれど,
それもなしに,無用なところに労力を費やすのはごめんだ。
講演の内容は,いつもながらにいい。
折り紙を使ったり,NHKのピタオゴラスイッチのビデオを用意。
授業を考えるには,まずは,いい例をたくさん集めること。
そして,そのよさは何なのか,わかりやすい3つの言葉でまとめること。
岡本先生の言葉の紹介もいい。

午後から,授業研。でも実際のところ,大半は,
Voyageを使って「二次曲線のグラフによる近似」のワークショップ。
写真を方眼でデータ化して,近似するのはなかなかいい。
途中から,距離センサーを使うと,なんとセンサーが上手く働かない。
コンピュータ関連の配線があるためだろうか。
廊下でやると,ボールのバウンドのデータもきれいに採れた。
当たり前だが,y=4.9t^2 にきちんとなるところがいい。
操作がわからない先生方に,突然の話なのに,
M先生がきちんとフォローしてくださるのは有難い。
小学校の先生方からは,「この授業で生徒につけたい力は?」
「テクノロジーを使って,体感につながるのか?」と問われる。
うん,確かにそのとおりだけれど,
数学が現実の世界を科学する道具として有効であることを
体感できればいいと思う。
でも,そんなノリでは許せないという顔。

さらに,ラストに実践発表。GCを活用した授業の紹介。
自分としては本当は不本意だが,
まとめや発問で,手軽に扱うと生徒が変わる事例を中心にする。
仲間が増えるといいなあと思うが,どうだろうか。
両角先生からは
「発表の経験を踏んでいるから,ずいぶん話が上手くなった」と
お褒めの言葉をいただいたけれど,20分では紹介しきれない。
前回のGC活用研究会よりは,ましだけれど,でも,
初めての方に,また小学校の方に紹介する内容として,
整理すべきだったかもと反省。
せっかくの機会をいただいたのに,まだまだかな?

夜は,先輩を囲む会。お世話になった先生方。
自分もいつかは退職するのだけれど,何かやることを持っていたいと思う。


2004年08月09日(月)
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