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 学年部旅行

学年部旅行の1日目。東伊豆へ。
いつもは会話の少ない学年だけど,この旅行を通して,
少しでも気持ちの交流ができるといいなと思う。
城ヶ崎海岸と,ワイルドスミス絵本美術館へ。
ワイルドスミス氏は,実は数学の教師だったとのこと。
安野光正氏に似たタッチの絵もあり,接点があるのかも。

露天風呂の中で,教員2年目のOさんと話しこむ。
教育学専攻とのことなので,
大学でどんなことを学んできたのか聞いてみると,
林竹二氏と佐藤学氏についてだという。
浜之郷小や安城西中にも行ったことがあり,
佐藤氏とも直接メールのやり取りをしたことがあるとのこと。
灯台下暗し。こんな近くに,こんな人がいたのか。

「授業分析・検討」は,もっといい方法はないのだろうか。
附属のように時間をかけることは,なかなかできない。
時間をかけて分析し,それで授業が変わるのならいいが,
時間を掛ける割に,見る側も,授業者も変化がないのではないか。
これでは,校内研修や市教研などを繰り返していても,
個人の授業力はUPしていかない。
個人の感性にゆだねられ,そこに頼るばかりでは駄目だ。

夜の宴会の後,
NHKスペシャル「よみがえる教室〜ある校長と教師たちの挑戦〜」を
Yさん,Oさんの三人で見る。
公開授業で,子供のことを思って問えなくなってしまう担任と,
そこをあえて踏み込んで,直接その子に「自分ならどう思う?」
と聞いてしまう大瀬校長。
教室の中でこうした本物のやり取りができることがいい。
大瀬校長は3学期の「命の授業」をやりたかったことだろう。
実現すれば,さらに踏み込んだ子供とのやり取りがあったはず。
「子どもの求めているのは良い授業(学力の上がる)ではなく,
先生が自分を見てくれている授業である」
という今の教育の流行に逆らった言葉も,説得力がある。
こんな意識で,自分も授業をしていこうと思う。


2004年02月28日(土)
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