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re-invention

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■ 馬場先生の教師としての姿

GCを活用した授業を川崎で中心になって進めてきた
馬場校長先生の退官記念授業。
それも生徒がGCを操作するのだからぜひとも・・・・
授業展開を見たいと思っていた。
しかし,そこで見せて戴いたものは,
馬場先生の校長としての姿,教師としての姿だった。
校長室に入って,開口一番,
「生徒の名前を覚えていない。それが残念だ。」
「授業案も,書いたけどその通りやらないから。」
座席も,いつもの隊形ではなく,
三人が1台のコンピュータを操作できるようなもの。
さらにその三人も,男女が必ず混ざるような形。
生徒との関係や,環境に一番気を配っておられた。
校長でありながら,授業を離れて何年も経つのに
自分がたたき台になる覚悟もすごい。

授業や,授業後の研究協議でメモしたことをいくつか。
・平行四辺形について,教師は単純で美しい(?)図形だと考えている。しかし平行四辺形は生徒にとって難しい図形なのだということを改めて感じた。性質について学んだはずなのに,意外と生徒はわかっていない。だから,対角線で区切られた三角形さえ,全部面積が等しいことが見えていない。
・生徒それぞれの学びが,共有化されるとおもしろかった。�,鉢△�等しいことで悩んでいたYさんが,数式の関係から最後には等しくなることがわかっていたのはすごい。
・素材のおもしろさをよく知っていることの良し悪し。授業者は知っているから,そこへもって行きたくなってしまう。うまく流れればいいけれど,そうでないときに生徒の学び・思考とのズレが生じる。生徒のおもしろさをどうしたら作れるのか。生徒は生徒なりの追求をしていた。こんなとき授業者はどうしたらいいのか。個の学びを全体に共有化する手段が,必要だ。教師が全部わかっていないほうが,いいのかもしれないと感じたりして・・・。そこを補うのがプロの技なのか?
・研修会での話題の焦点化,もっていき方の難しさ。やはり,発言を黒板でまとめるべきだ。どのあたりの発言なのか,見えてこない。多くの先生方の見守る中,校長先生の授業ということで,互いに気軽に話が出にくいと思ったが,以外に校内の先生方が率直に発言していたのは,これまでの積み重ねがあってのことだろう。
・馬場先生の学校にして,普段はコンピュータを使った数学をしていない?見せることもしていないのか?なぜそうなのか?難しいものだと改めて感じた。
・「なぜテクノロジーなのか」という問いに対して,答えているか。動かしたときに,生徒は一気に集中した。でも時間の問題や,細かい数値を読みきれない生徒は,「ホントかな?」とか,「見つけたぞ」という感じにはならなかったのが残念。今回は統合的な見方ができるだけでもいいのではないかと思った。
・「テンションを下げる。語りかけることで,子供達の思考が高まる。佐藤学先生の言われていることを実践している。」というの金田先生の発言が新鮮だった。いつも自分がテンションをあげっぱなしの授業を振り返る。
・座席の配置,人間関係を考えての席のよさを多くの先生方が指摘していた。だとしたらそれをもっと生かすべきではないかと思う。習熟度別などを考えることよりも,生徒同士の人間関係をもっと考えるべきだ。
・指導案作りにエネルギーを費やさない。話し合いにエネルギーをかける。授業研究を全員が実践し,年5回は全体で授業を見る。こういう研修体制を作っていることがいい。今,注目を浴びている佐藤学先生や埼玉大庄司康生先生といった外部の方を定期的に招いてこれらが展開されているのもすごい。今回の庄司先生の授業の見方も,普通の教員ではとても気がつかない視点。これが継続されれば,授業の見方(教師)が変わり,だから授業が変わり,学校が変わっていくことだろう。
・飯島先生の川崎に対するメッセージが,多くの方に届くといいな。

帰りは,地曳先生に新横浜のホームまで見送っていただく。
「あと10年,今までより面白いことをやりたい。」
GCのメンバーが集まると,
自分の仕事についてのそれぞれの思いを聞ける。
自分も・・という思いになる。


2004年02月18日(水)
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