■ SB RECORD ROOM ■

更新履歴のハズですが悪辣日記と化す可能性大です。
人間として怠惰はどこまで進行するのかテストケース。

2002年05月17日(金) 争い

本日は少し思うところありまして真面目な話をだらだら長く。まじめついでにちょっとアレでグロいところあったりするので、ダメな方は窓をお閉じくださいまし。ここで書くのもどうかと思いますが、まぁミゾカスサイトの、あたくしの日記ですし。そして溜め込んだままだと夢に出そうで怖くてたまらないので放出します。気が楽になるといいなぁ。アレなところは白くしておきますです。では。

音宮は民族問題を扱う授業を履修しておりまして、本日はチェチェン紛争にロシアが介入して、とある村で虐殺のようなことが行われたーというイギリス製作のビデオを鑑賞したのですよ。もうそれがすさまじくて。どれほどかと申しますと。この授業は4コマ目で午後もよい時間なので、いつもは終った後次の時間までの間に「おなかすいたねー何か買いに行こうー」と友人と食料補充に走るのですが、今日は胸もおなかもいっぱいいっぱい。それどころか鑑賞中から吐き気をこらえるのに必死、鑑賞後友人共々げっそりと椅子に座り込みお茶も飲みたくないという精神力の消費っぷりでした。

日本の報道からは想像もできないシーンの連続です。銃撃戦は日本のでもありますが、まずその辺りに転がってる遺体というのは映されませんよね。しかもアップで。生き埋めにされた遺体を掘り返している作業も、生で全部映したりしませんよね。遺体を洗う作業も。敵兵に目前で起こった惨劇のむごさを突きつけて責める女性達も、笑顔で銃を手に出撃する兵士たちも、日本で製作されるフィルムよりはるかに現実味を帯びて見えました。
道端や生き埋めの遺体は最早人ではなく、ろうか何かで作られた人形のようで。それを見ていると家族の方でなくても涙が出そうになります。現代ではとても簡単に、人間はモノになってしまえるのですね。
あたくしは日本人で本当によかった。たとえ危機感ゼロとののしられようとも日本人でよかったです。平和ボケててよかったです。あんな惨劇目の当たりにするぐらいならあたくしは早々に逃げます。今国会で有事関連法案審議とかあって、中東情勢も緊迫しててタイムリーなトピックでしたけど、武力に武力の応酬だけは何をしてでも避けるべきだと本当に思います。きっと交戦中の両側が、「酷い殺され方をした人がいる。許せない」と言い、報復行動に出るのでしょう。アメリカのテロ事件もそうですよね。相手がたとえ口で話して分からないひとだとしても、報復行動の対象になるのは武装勢力などの目標だけとは限りません。アフガンでも現に、誤爆は相次ぎました。非戦闘員が巻き込まれています。民族そのものの間で争うこともありますが、異民族は、生きているだけで罪だとでも言うのでしょうか。誰にそんな裁きを与える権利があるのでしょうか。奇麗事です。現実はそんな簡単でないに決まっています。けれど奇麗事を信じて発信して行かなくては、決して理想には近づけませんよね。あたくしは有事関連法案が成立して施行されて、有事とか言われることが起きて協力を求められても、武器で戦うための協力は決してしません。非国民と言われようが結構です。世の動向に流されて狂った価値観で人を殺す手助けをするよりはマシです。
争いって怖い。皆何か狂ってる。人の命というものが、争いが起こるととても軽くなってしまう。どうしてこんなに紛争が起こるようになったのか、無知な日本人音宮にはわかりません。けどもし現実がゲームだったら、あたくしは絶対にリセットボタンを押しています。それもどうかと思いますがきっと押してる。
あたくしには教養とか知識はホントにありませんので感想しか言えないのですけれども、あたくしはこれからも危機感の無い日本人として平和ボケていきたいと。心からそう思います。もう二度とあんな映像見たくない。

で。ホントに長いのですけども、幻水だって争いを描いてるお話ですから。しかもあたくしは騎士ラブなのですから。無関係とは言えません。
ビデオ見た後、騎士を書きたいと思い、またもう書けないとも思いました。あたくしごときには、争いてテーマは扱うに重過ぎます。少なくともきっと、しばらく重い騎士話は書けないと思います。幸せなのがいいですね。皆で幸せになれる法を探さなきゃ。平和に生きたいです。
・・・やおいさんだって平和でなきゃできませんしねー。
そう思ったら、ガンダムWのリリーナ様がとても偉大な方に見えてきました。ああいった方が世にひとりくらいはいらっしゃった方がいい。


ああー長い、長すぎる・・・!!すみませんハバ取って(汗)。決して騎士と無関係な話でなかったし本気で夢に出そうだったので発散してみました。今日考えたことを忘れないで、いつか役に立てばいいなーと思います。たいしたこと考えてませんけど・・・(汗)


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