2007年03月03日(土) 卒業制作

今春、調理師の専門学校を卒業する友人の卒業制作発表会?にお邪魔してまいりました。えあですこんにちは。

調理師のたまごたちの卒業制作ってなにつくるんだろ〜?と疑問符を浮かべながら行ったのですが、あたりまえというかなんというか、その卒業制作の内容はお料理そのものでした。
そりゃそうですね。それを勉強しに行ったのですものね。キルティングとか作ってもしょうがないですね。

具体的にはTVチャンピォンなんかの料理王選手権みたいな感じといえば分かりやすいんでしょうか。食べる料理と言うよりは見る料理と言う感じの(実際、味付けもしてないらしい)個人ごとに決めたテーマに沿った創作料理が展示されていました。
料理そのものだけでなく、多様なオブジェを使用した料理の配置の仕方など、演出するセンスも問われるようで、規定のスペース内に様々な工夫を凝らして作品が作られておりました。

和洋中製菓と、どれもこれも様々なアイデアが見られて楽しかったのですが、個人的には製菓部門が見ごたえがありました。
私、意外と言われることも納得されることもあって人様から自分がどう見られているんだかいまいちわかんないんですが、実は結構少女趣味だったりするのです。ひらひらのフリフリのバラやリボンがあしらわれた何段にも重なったケーキなんか、見てるだけで幸せになってしまう人です。
やはり製菓を専門に勉強してる人はそっち系の趣向の人が多いらしく、乙女チックに華やかなケーキに囲まれて大層充実した世界が味わえました。
携帯で写真を、きゃーあれもかわいいこれもかわいいとばかりにばっしばっし取ってたのですが、後から見たら似たようなケーキの写真が大量に出てきてなんかその趣味の偏りっぷりに笑えました。

一番かわいいと感じたのはお菓子ですが、一番おいしそうと感じたのは洋食ですね。
丁度昼頃で、昼飯も食べていなかったのでおなかがすいている中、表面はこんがり中はレアっぽく焼かれた見るからにジューシーそうな骨付きの肉とか腹立つくらい美味しそうでした。まあ前述の通り味はついていないそうですが。

しかし、どのジャンルも総じて大したものだと唸らされました。
学生の作品ながら、このまま十分お店に出せそうという作品から、お店に出すどころか店頭やパンフレットに飾れそうというレベルの作品までありました。
勿論反対に、ああ……まだまだ要努力かな、という作品もあったのですが、卒業間近とはいえ学生なのですから、もう少し後者の度合いが多いものかと思っていましたがそうでもありません。
専門学校って凄いですねえ。一年二年前まではこのうちの大多数はただの高校生であっただろうに。さすが即戦力を育成する機関です。

肝心の友人の作品はロブスターを使った洋食でしたが、これもまた大変に素晴らしいものでした。
特に友人については、一人暮らしの割にはあんまり料理らしい料理をしてないとゆー時代から知っているので、何だかとても感慨深いものがありました。

今後、彼女は現場で修行を積んで、一人前の料理人になって、いずれはお店を出したりするのでしょうか。
人様の将来についての事ですが私がわくわくしてきます。
頑張って素敵な未来を描いて欲しいものです。

2003年03月03日(月) 血肉と鋼鉄と
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