2003年01月24日(金) 爽やかに猫闘病日記そして終焉へ

またあしたとかいいつつ日が開くし。
どうにもですね、土日は他の作業がしたくなるので日記を書くのがおろそかになるんですよ。
(*前回から今回までの間には平日もありましたがえあさん)

ええと……

まあ他の作業といってもですね、結局土曜日の今日(*日記の日付はあれですが25日です)は、すさまじくあれな感じのトップ絵描くので終わってしまいましたが。
なんだかなあ。ここ何回かのトップ絵は妙に異色だ。
ともあれこのペースで着実にリクエストを消化してまいりたい次第です。順番でいくと次はクルル&飛竜ですね。んむう。画力がいりそうだ。
……ん、いや、その前にいい加減相互のお礼とキリリクを描かねば……

まあそんな今後の予定は置いといて(置いとくなよ)。本題。
猫闘病日記とりあえず最終回。

と、その前に、友人から励ましメールを頂きました。
ここで言うのもなんですがありがとでした。んふ。

では改めて。










水曜日。検査の結果が出る日です。
仕事手につかなさ度MAX。もう何もする気力ありません。一時間おきにトイレに行きます(*普段からお茶がぽがぽ飲むのでいつものことなんですが)。
普段私は毎日1〜2時間の残業をするんですが(合計180時間超えなきゃ結局サービス残業なんでやめたいんですが雰囲気がそれを許さない)、今週に入ってからは30分以内で切り上げていました。しかしこの日は30分どころか19時の終業チャイムと同時に退出しました。
周りの目なんか知ったこっちゃありません。

唯一気になる目は親の目なんですが……
ってのは当たり前なんですが残業しないと上司でなく親に怒られるってわけではなく、そんな言ってしまえばたかが猫ごときで精神的にヤられてしまい、いつもよりも何時間も早く帰ってきちゃうよーな軟弱な姿を身内に見られるのはひじょーに屈辱というなんか自分でもよく分かんないプライドがあるからなわけで。
でもそこいらへんは丁度今週から唐突に課が変わった事もあり、

「ここの課では社員の皆さんに遠慮してサービス残業を続けるというあほな真似はしないことにしたんだッ!!」

と高らかに言い切ってごまかしてみました(前の日に)。

ともあれ多分社で一番速く帰路に就いた私は片道2時間弱というこんなときでなくても十分に長いぞゴルァという道のりをただひたすら急いでいました。

検査の結果を聞くだけなら会社の出口の所にある公衆電話ですぐに聞けたのですけれど、それをしなかった理由は、万が一最悪の結末を聞かされた場合、その言葉を頭の中でこだまさせながら2時間一人耐え抜く自信が単純になかったからでした。

電車に揺られつつ、私は思い出していました。

2年前の丁度今頃、全く同じ事を考えていたこと。

あの時も電話はいつでもかけられたのに、私はかけられなくて。

学校の研究室で友達と談笑しながらその内容は頭の中素通りしていて、ただただ家に残してきた猫の顔を思い浮かべていて。
バイトで生徒たちの前で数学の問題を解説しながら足の震えを隠すのに必死で。
帰る電車の中が物凄く寒くて。
その日は雪が降っていて。

家に帰ると一番でかい図体のくせに一番臆病でいじめられっこだったにゃんこが箱の中で外と同じ温度になっていて。










帰りが遅く、駅から自宅が少し遠い私は毎日車で送り迎えをしていただいております。
いくら電話をかけたくないと思っていても、そのお迎えの電話はかけなければいけません。

2年前のあの日の電話口の母の声は非常に暗いものでした。
それと同じ声音でないことをどこの神様だかも定かではありませんがとにかく神様にお祈りしつつ、ダイヤルをプッシュしました。

RRRRR……

この間が嫌すぎます。吐きそうです。

極度の緊張に晒されながらも私は健気にも電話ボックス内のピンクチラシをはがしまくって丸めて捨てるという日課をこなしました。

RRRRR……がちゃ。

はうぁッ!!

母:「もしもし」

声、声、声は……


















普通!!








私:「……私です。S駅です」
母:「わかった」
私:「…………あの、Mちゃんは?」
母:「あー。出てこない」









出てこない!?




それは退院できなかったってことですかッ!!!?


















母:「机の下から……」(←何かイヤな事があったときの逃げ場所)



















いいよ出てこなくて。いれば。(酷)

詳しく話を聞くと、検査の結果は少々数値は高めながらもまあ正常値。
はう―――――――――――――――(腰砕け)。

全力で脱力(?)しながらも、今聞いた事は実は私の妄想脳内変換で家に帰ると現実が待っているんじゃないかと激しく病んだ事を考えたりする私は、小学校のときの精神テスト(?)で「周囲の人間が自分の考えていることを盗聴していると思う」という選択肢で心底「はい」だと思いつつここでそれに○をつけたらきっとこのテスト的に引っかかるんだろーなという打算の元「いいえ」を選択していた(ピー)予備軍であります。




でもまあ当たり前ですが別にそんな事もなく。

















にゃんこ生還!









でこの日記は幕ってことにしたいと思います。

この日は結局机の下から出てこなかったんですが……
次の日にはのうのうとストーブの前に陣取り、寝こけておりました。







おまけ。

病状を詳しく聞きながら、母が一言だけ、言いにくそうに言った言葉……


















今回の治療費、しめて60,300円也。



げふぁッ(喀血)。

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