2002年12月03日(火) 監禁

昨日の帰り際。
更衣室で制服から私服に着替えて帰ろうとしていた時に、急にトイレに行きたくなったのですが、わざわざ上まで戻るのが面倒くさかったので、通り道にある別の棟の1階のトイレを借りに行きました。

時刻は夜の9時をまわっていました。
うちの棟は24時間フル稼動なので、夜でも浩々と電気が点いていますが、立ち寄った棟はそうではないらしく、奥の階段を残して入り口も廊下も電気が消えておりました。

入り口入ってすぐのトイレの電気を点け、ようやく一息。
ふう。

安息のひとときを過ごし、私はトイレを出ました。
やはり廊下は真っ暗で、不気味です。
もう遅いことですし早く帰ろうと棟の出入り口のドアに手をかけました。





がちゃッ。





…………。





がちゃがちゃッ。





…………(汗)





鍵かけられたッ!

どうやらもうこの棟は閉めちゃうようです。
しかも、室内側だというのに取っ手にあるのは鍵穴で、鍵を勝手に外してここから外に出ることは出来そうにありません。
むう。

振り向いた後ろに伸びるのは暗い廊下。しかもここトイレの前。遠くの方に薄ぼんやりと階段の明かり。人の気配無し。





……出口はどこですか。





嫌ですこんな所に監禁されるの!
ここあんまり来ないんで本当にわかんないんですよ出入り口すら!

出口を探してしばし1階をうろうろ……

ヒタヒタヒタヒタ……

うろうろうろうろ……

ヒタヒタヒタヒタ……


















ああん誰もいないのは分かっているけど怖くてうしろ見れねーッ!!


















結局、たまたま通りすがった見知らぬどなたかの後をこっそりつけて玄関を探し出しましたが……
一旦地下に降りて別の棟に上がらないと出れないなんて反則だと思います!!

社内監禁……

というよりむしろ社内遭難。


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